治療

ピエゾサージェリーde残根抜歯

こんにちは、予防歯科とインプラント・審美歯科で歯を大切に守っていく
愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。

今年は正月明けから寒い日が続きます。椿さんも2月の末と聞きましからまだまだ寒さは続きそうです。
風邪など引かれていませんか?私は年末年始のお正月休みの間は充分に休養と睡眠が取れたため、今はすこぶる快調の日々です。やはり休養と睡眠は大切ですね。

さて今日は、前回に続きピエゾサージェリーを用いた埋伏歯・残根の抜歯のお話です。

以前から当院へは埋伏歯の抜歯のため来院されてくる患者様が多くおられます。季節的にはちょうどお正月前後と3月の移動時期と8月のお盆前後が毎年ピークです。多い日には一日3本埋伏歯の抜歯をすることがあります。

ピエゾサージェリーの臨床例その2     
そんな時に大きな力を発揮するのが今回導入したピエゾサージェリーです。以前まではストレートハンドピースを用いて歯の周りの骨を開削していましたが、今ではそれがピエゾサージェリーに取って代わっています。蝉の鳴くような音は耳障りかもしれませんが、それを使って痛がる患者様は見たことがありません。

水平埋伏歯でもピエゾサージェリーを用いて行えばほぼ20分以内には大抵の歯は抜歯可能です。
本当に便利な器械に巡りあえて嬉しく思います。

当初、インプラント手術時に使おうかと思い購入したわけですが、どうして、どうして、使い方は無限の広がりがあります。

ピエゾサージェリーの臨床例その2   
ピエゾサージェリーの臨床例その2   
ピエゾサージェリーの臨床例その2   
ピエゾサージェリーの臨床例その2    
つい先日も松山のとある歯科医院で左上の親知らず(8番)の抜歯をしていて歯冠が折れたため残根状態になり抜歯を中止した患者さんがお見えになりました。
「この抜歯は難しいから日赤を紹介しますと言われましたが、今日はお休みのため先生のところ来ました」といわれました。

そう言われますと、抜かざるを得ません。俄然ややる気が出てきました。ピエゾサージェリーのEXT1チップを用いて、残根を意識してチップを動かすこと5分間。歯は次第に動揺してきました。
あまり簡単に抜歯をすると、その先生に失礼になりますから、ちょっと手を休めて一頻り抜歯の薀蓄を言ってから、やおら抜くことにしました。もちろんその先生のフォローは怠りません。

確かに、先端がL字型になっているエレベーターを持たれていなかったらおそらく手前の歯(7番)が邪魔をして残根まで到達できなかったと思います。
今回は、ピエゾサージェリーと言う最新の機器とL字型エレベーターのお陰で抜歯が容易に出来たといっても過言ではありません。

やはり、持つべきものは良い道具と言うことでしょうか!?いやいや、やっぱり確かな技術のほうが大切です。

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