歯のこと

身体に影響する歯周病②

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

今日は前回からの続きで、歯周病が関係して起こる全身疾患をご紹介します。

    • バージャー病

手足の動脈がつまる病気で、悪化すると切断に至ることもある難病です。
煙者に多くみられています。
バージャー病の人は歯周病にかかっていることが明らかになっています。

身体に影響する歯周病②

    • 関節リウマチ

手足の関節に痛みなどが起こり、進行すると全身の関節で腫れや痛み、こわばりを引き起こします。
歯周病を治療することで、症状が軽減することがあります。

    • 早産・低体重児出産

歯周病によって作られたサイトカインプロスタグランヂン(炎症物質)が、子宮の収縮を誘発するために、重症な歯周病をもつ妊婦さんは、早産や低体重児出産が起こりやすくなります。
また、妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が増え、ある種の歯周病菌が増殖しやすくなります。

    • 骨粗鬆症

骨の密度が低下し、骨がもろくなる病気です。
更年期を迎えると、骨代謝に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下して発症します。
それに伴い、歯を支える歯槽骨が溶けやすくなり、歯周病が進行します。

    • 誤嚥性肺炎

お年寄りは飲み込む力や、せきによって異物を排除する力が弱く、食べ物や唾液が誤って気管に入る(誤嚥)ことがあります。
誤嚥すると歯周病菌やその他の細菌が気管から肺へ入り、肺炎(誤嚥性肺炎)を起こします。

 

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