歯のこと

糖尿病と歯周病②

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

今日は前回のお話の続きです。

前回ご紹介した、糖尿病が歯周病を悪化させる原因になることを図にまとめたものがあるのでご覧ください。

糖尿病を含む生活習慣病の改善には、運動療法がオススメされています。

運動は血糖値を下げるだけでなく、血糖値の安定化に大きく関係しています。

有酸素運動による体脂肪の燃焼と、無酸素運動による筋力の増大が複合して血糖値の低下が起こるといわれています。

1日の総消費エネルギーの内訳は、生活活動代謝量が20%で、これは運動など自分の努力で増やせるものです。

また、食事によって上がる熱産生が約10%で、残りの70%が基礎代謝です。

基礎代謝に使われる体の部位は筋肉が30~40%を占めているので、筋肉を増加させれば基礎代謝も増加します。

国内外の疫学調査から、糖尿病や肥満の人に歯周病が多く、さらに重症化しやすいことがわかっています。

さまざまな研究から、自分の歯でゆっくり噛んでゆっくり食事をすることが、肥満の予防につながることも明らかになっています。

また、糖尿病患者に対して歯周病の治療を行うことで、血糖コントロールが改善されたとの報告があり、糖尿病と歯周病の間には双方向の関係があると注目されています。

何より、肥満などメタボの要件のすべてに深く関与しているのが食生活であり、バランスのとれた食生活を送るためには、歯の健康が大切なのです。

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