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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2018年12月05日

唾液分泌量減少症③

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

前回唾液分泌促進剤を服用することでカンジダ菌の増殖が抑えられるというお話をしました。

同じくシェーグレン症候群に伴う唾液分泌量減少患者さんに2年間唾液分泌促進剤を服用してもらうと、口腔乾燥感飲水切望感以外にも粘つき感疼痛、さらに摂食障害味覚異常も改善されたそうです。

このことから、唾液分泌量の減少は摂食障害や味覚異常にも関与している可能性があり、その改善に唾液分泌量の増加が必要であることがわかりました。

唾液分泌促進剤服用前と、2年後における各自覚症状の変化



歯周病や口腔細菌が全身性疾患や全身の健康に影響を及ぼすということはこのブログでも何度かご紹介してきました。

唾液分泌量の減少もまた、口腔粘膜だけでなく全身疾患や他臓器疾患に影響を及ぼす可能性が考えられてます。

まずは消化器疾患への影響です。

逆流性食道炎(胃酸逆流症)の患者さんでは、唾液分泌量唾液中の上皮増殖因子の分泌量が正常コントロール群に比べて低下していることが報告されているそうです。

唾液には逆流した胃酸を洗い流す効果と重炭酸塩による胃酸の中和効果、上皮増殖因子による食道粘膜の修復作用があり、この作用が逆流性食道炎発症に大きく関与しているとされています。

逆流性食道炎は食道がんの危険因子の1つといわれていて、唾液分泌量の減少が食道がん発症にも関与している可能性が考えられています。

次に呼吸器疾患への影響です。

唾液分泌量減少の呼吸器疾患への影響として、急性呼吸器感染症罹患率が上昇することが報告されています。

お口は消化管の入り口であると同時に呼吸器の入り口でもあるので、唾液分泌量減少は呼吸器疾患へも影響を及ぼす可能性が考えられています。

急性呼吸器感染症は最も身近な呼吸器疾患ですが、一生のうちで繰り返し罹患することや一般的には予後良好で短期間で自然治癒の経過を辿るため、その治療や予防について比較的力を入れられていないことが多いそうです。

では次回もこの呼吸器疾患への唾液分泌量減少の影響についてお話していきます。


カテゴリー 歯のこと |

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