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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2018年12月06日

唾液分泌量の減少と全身への影響①

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

前回唾液分泌量の減少が呼吸器疾患へ影響を及ぼすというお話をしました。

急性呼吸器感染症は治療や予防について比較的軽視されていますが、高齢者など宿主の抵抗力が低下している場合では、肺炎に移行することも稀ではありません。

高齢者に多い唾液分泌量減少症と、高齢者が罹患すると重篤化しやすい急性呼吸器感染との関係について行われた調査では、急性呼吸器感染症に罹患している患者さんの35.5%が唾液分泌量減少症にも罹患していることが報告されているそうです。

「唾液分泌量減少あり」は「唾液分泌量減少なし」に比べ急性呼吸器感染症罹患率が有意に高いことがわかりました。


これにより唾液分泌量の減少が急性呼吸器感染症の新たな危険因子である可能性や、唾液分泌量減少の改善が急性呼吸器感染症の予防に繋がる可能性についても示唆されているそうです。

唾液分泌量の減少が急性呼吸器感染症罹患率を上昇させる主な原因として2つ考えられています。

1つ目は、唾液分泌量の減少は口腔粘膜だけでなく気道粘膜の委縮や粗造化も生じさせると思われていて、病原微生物やウイルスの付着・定着が容易になると考えられていることです。

唾液分泌量減少症では気道分泌液の粘稠性を亢進していると考えられていますが、これは病原微生物の粘膜への付着を容易にするだけでなく、繊毛運動を低下させて、付着した病原微生物やウイルスの排出を困難にしているといわれています。

2つ目は、唾液分泌量減少症が唾液中の抗微生物ペプチドやタンパク分泌量まで低下させている可能性です。

とくに唾液部分泌型免疫グロブリンAは、むし歯原因菌である連鎖球菌の定着と増殖を抑制していますが、これ以外にも口腔や上気道においては病原性細菌やウイルスの感染に対する局所免疫作用として、それらの付着やインフルエンザウイルスの粘膜通過を特異的に阻害していることが報告されています。

実際に感染しやすいお子さんでは、唾液総免疫グロブリンAの量が低い傾向にあるといわれているそうです。


カテゴリー 歯のこと |

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