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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2018年11月04日

「ロードバイクに魅せられて」が広報誌に載りました!!

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は、院長の書いたエッセイが愛媛県歯科医師会の広報誌に載ったのでそちらをご紹介したいと思います。

では、どうぞ。


『ロードバイクに魅せられて』

晴れた休日の朝は早い。

普段は朝寝坊するのであるが、天気がよくて風の穏やかな休日は、前夜に天気予報をチェックしていつもより早くベッドに入ることにしている。

早朝に高ぶる気持ちを抑えて、身支度を整える。ガーミンの心拍計を胸にまき、パールイズミでそろえたプレミアムウエアを着こむ。

昨晩入れた空気圧をもう一度入念にチェックして、走行前のバイクの点検は欠かさない。

いざ出発という頃に、妻が眠たい目をしてベッドから起きてくる。

鮭おにぎりを握り、冷えた麦茶の入ったボトルを手渡してくれる。

玄関では、これが永遠の別れになるのではないかと、必ず記念撮影を1枚撮ることを妻は欠かさない

これが我が家の、晴れた休日の儀式である。



実はこれには深い理由がある。話は今からさかのぼること、3年ほど前の4月末の日曜日に、当院の技工士K君と一緒に長浜までライドしたときのこと。帰り道の国道378号線三秋峠の下りでその事故は起こった。

私は道路脇の砂地にタイヤを取られ、そのまま5メートル先の道路標識に激突したらしい。気が付けば某総合病院の集中治療室に寝ていた。自分の周りに医師と看護師と妻が取り巻いて何やらひそひそ話をしていたのをうっすらと記憶している。

第七頸椎骨折、外傷性くも膜下出血、左前頭骨骨折といろいろ病名をいただき、前頭部はホッチキスで止められ 首はコルセットでしっかりと固定された。そんな状態でベッドでの絶対安静が3週間続いた。

後日、病院に来られた伊予署交通課の警官は、私が生きていたこと、そしてとても元気であったことに驚いている様子だった。

というのも、現場検証で標識に付着した血痕を見て、今までの自分の経験上即死と踏んでいたからだ。

幸い頚椎の骨にずれがなかったため、神経への異常も見られず、後遺症や麻痺もなく今に至っている。

医院は1か月間、妻一人に任せていたが、スタッフとともに頑張ってくれたことに感謝している。

 

復帰後は患者さんからは苦言をさんざん言われた。

「先生、もう乗っちゃだめよ。先生の帰りをずっと待っていたのだからね。」

「先生、子供の補助輪が取れたから、あげようか!これ付けていたら転ばないよ。」等など・・

その一つ一つの言葉が我が事のように温かく、そして気遣っていただき、沢山の素敵な患者さんたちに恵まれていることに改めて気づき、本当に幸せ者だと思った。

 

何故、またバイクに乗るのか?

その答えを見つけようとして受傷後、復帰戦として一年半後の2016年10月30日に開催された「サイクリングしまなみ」に出てみることにした。今治尾道往復150キロのコースを走破できたら、バイク事故に対するトラウマが払拭されると思い挑戦した。結果は無事余裕で帰ってこられたので、ホットした。その時自分はバイクが好きなのだとつくづく感じた。

 

私とバイクとの付き合いは、私が30歳の時開催された第3回中島トライアスロン大会にさかのぼる。

当時私は、広島大学の口腔外科の先輩であり、砥部町原町で開業されていた芳村先生に師事していた。先生の影響を受けて、毎日自宅のある余戸から砥部まで往復32キロを自転車通勤、そして昼休みは先生と砥部運動公園の周囲をランニングするのが日課であった。

先生と一緒に中島トライアスロンに出場し、私は102位、芳村先生は106位と師匠をわずかに上回ったことがとてもうれしかった。先生も目を細めて自分の事のように喜んでくださったことが今でも忘れられない。

当時のバイクは、道後の「ウメザワサイクリング」でオーダーメイドしたクロモリ製であった。

とてもよくできたバイクで、今でも自宅の3階でローラーをつけてサイクルトレーナーとして健在である

あれから30年の歳月が流れ、愛車もカーボンへと変身していった。指先1本で持ち上がる軽さには感動した。

 

今、そのバイクに乗り、こうして休日の私の大好きなライドが始まるわけである。

目的地は皿が嶺の中腹にある白糸の滝である。

家から往復50キロ、標高差は480メートル近くあるが3時間内に終了させ、お昼からは家族サービスをするようにしている。

時間の余裕があるときには、そこから足を延ばして風穴まで行くようにしている。

こちらは往復65キロ、標高差950メートルと少し手ごわくなってくる。

 

何故この道に魅了されたかというと、車が少なく安全であることは言うまでもなく、ここまでの風景が実に素敵だからである。

幾度となく足を運んでいても、新しい発見をしてしまう飽きの来ない道である。

四季の草木がまた美しい。れんげ草,さくら、ひまわり、彼岸花、コスモス・・・と思わず立ち止まってしまうことがある。

今年は今までに23回この山に登ったことになる。

坊ちゃんスタジアムを横切り、対岸のサイクリングロードをひたすら東へ東へと進んでいくこと約20キロ。

遠くに大きなJA東温カントリーエレベーターの建物を見つけると、上林街道はもうすぐだ。

交差点の接骨院をすぎれば、そこからは永遠と上り坂が続いていく。

私が勝手に「修行の道」と名付けた街道である。

この坂を登りながら、私はいろいろな思いに浸るのが好きである。

還暦ライダーがハーハーと息を切らしながら坂を登る姿を想像してほしい。

決して早くなく、いやむしろ遅くてカッコ悪いけれど、何か見る人に元気を与えているような気がすると一人思っている。

私は、日常の生活をはなれ、気分転換と体力維持のためにこれからも続けていこうと思う。

次回の年男の執筆の際にも今でも現役で登っているぞ!という報告ができたら嬉しい。

最後になりましたが、皆様のご健勝を心よりお祈りいたします。

本年もよろしくお願い致します。


※2018年1.2月号に掲載

 

いかがでしたか?読み応えがありますよね!また続編が書かれた際はご紹介しますのでお楽しみに♬


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