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院長・スタッフがお届けする元気ブログ

「歯のこと」のカテゴリー

2020年7月6日

お口の老化現象

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「お口の老化現象」についてのお話です。

 

加齢と老化は、時の流れとともに誰にでも起こる現象です。

加齢と老化現象は、生体に好ましいものではないことが多く、一度起こると不可逆的に進んでいきます。

加齢・老化現象は成熟期初期から始まり、中高年では全身諸臓器、組織における細胞増殖能は低下して、実質細胞は減少し、間質細胞が増加します。

もちろんお口の中にも老化現象は現れます。

たとえば加齢に伴って歯の根元のむし歯になったっり、歯を失ったりします。

40歳代までは付着上皮エナメル質に付着していますが、50歳代ではエナメル質・セメント境付近に、そしてそれ以降はセメント質に付着するように、歯ぐきが退縮していき、歯の根元が露出してくるようになります。

加齢に伴って歯周病のリスクが高くなり、唾液の減少などの条件が加わると、露出した根元へのむし歯も必然的に増えていきます。


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2020年7月4日

歯周病

こんにちは。伊藤歯科医院歯科衛生士タナカです。

 

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

歯肉炎や歯周炎などの歯周病を放置すると、歯周組織から口腔細菌が血流に入る「歯原性菌血症」が引き起こされます。

歯周病から発症する歯原性菌血症は、血管の炎症を通して全身的な慢性炎症を引き起こします。

たとえば妊婦さんの歯周病は、低体重児出産を招くと考えられています。

妊婦さんで歯周病や菌血症があると、陣痛を誘発する炎症性物質であるプロスタグランジンの過剰産生により低体重状態で生まれると言われています。

また、歯周病に起因する炎症性サイトカインの産生が胎児の遺伝子プログラミングに影響を与えていることが予想されています。

次にむし歯に関するライフコースのお話です。

5歳から32歳までの個人のむし歯の変化をみた研究では、むし歯の指標であるDMFSが12歳以降も加齢とともにライフコースで増大することが報告されています。

 


学齢期に、むし歯が多いグループと中程度のグループ、低いグループの3グループに分類すると、学齢期にむし歯が多いグループはその後もむし歯が急速に増加するのがわかります。

むし歯は加齢とともに増加するので生涯にわたるむし歯のケアが必要です。

超高齢化社会では、歯周病に合併して発症する根元のむし歯の増加が懸念されています。
(実際に糖尿病にともなう根元のむし歯のリスクの増大が報告されています)

むし歯のリスクは、歯のエナメル質が未成熟な生え始めほど高いので、乳歯の生え始め、6歳臼歯の生えは始め(5~6歳)、第二大臼歯の生え始め(12歳)頃がむし歯になりやすい時期といわれています。

むし歯の原因菌であるミュータンスレンサ球菌の感染時期は生後19カ月から31カ月の間に集中することが報告されているため、この時期は「感染の窓」と呼ばれています。

ミュータンスレンサ球菌の感染媒体は唾液で、その感染経路の多くは養育者から幼児への垂直感染です。

ミュータンスレンサ球菌は砂糖の摂取により感染力が著しく高まるので、乳幼児期の早期感染の防止には砂糖制限が必要です。

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2020年7月1日

排膿の原因とその治療方法

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院スタッフのアオノです。

今回は、歯茎から膿が出る排膿の原因と、その治療方法についてお話したいと思います。

 

歯茎から膿が出る原因の主な理由はこの5つである可能性が高いと考えられます。

 

①歯周病による歯周ポケットの中で細菌が炎症している。 

歯科医院での治療方法→切開、歯茎内部の清掃

歯周病による炎症を放置すると→細菌によって歯周ポケットは更に深さを増し、歯を支える骨を徐々に溶かしていく。


②親知らずの歯茎の間で細菌が炎症している。

歯科医院での治療法→抗生物質の服用、抜歯

親知らずが膿を起こしているのに放置すると→排膿によって口臭が強くなったり、口腔内全体が不衛生となり、他の歯の虫歯や歯周病の発生にも繋がる。

 

③根尖病変によって歯の根の先に膿ができる。

歯科医院での治療→根管治療の再治療、抜歯

根尖病変を放置すると→膿が大きくなり骨の量も減っていく。


 

④歯が割れて隙間に細菌がたまる。

 

⑤抜歯したはずの歯が残っている。

 

歯茎からの排膿は軽い炎症とは限らず、重度のトラブルが起こっているサインでもあります。

くれぐれも自己判断で対処はせず、出来るだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

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2020年6月30日

洗浄剤「ピカ」

こんにちは。伊藤歯科医院受付のワタナベです。

今日は洗浄剤「ピカ」についてのお話です。


入れ歯を使っている方、洗浄剤は使用していますか?

毎日使用する入れ歯。

水洗いだけでは落としきれない菌が付着します。


ピカにはカンジダ菌を溶かして消す溶菌作用があります。

カンジダ菌はデンチャープラーク=入れ歯についてる汚れの主体となる菌です。

付着すると中々とれなくなり厄介です。

そのため、洗浄剤を使用するようにしましょう。

ピカに青ピカ(錠剤)と赤ピカ(顆粒)があります。


青ピカは週に6日程度、赤ピカは週に1日程度使用しましょう。

使い方は洗浄容器に水を入れ、ピカを1つ入れます。

その中に入れ歯を入れましょう。

寝る前に入れ歯を外して一晩洗浄して、朝使用する際に水でよく洗って入れ歯を使って下さい。

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2020年6月29日

乳歯から永久歯へ

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「乳歯から永久歯」へ生え変わりに関するお話です。

 

永久歯が健全に育つためには、乳歯を健康に保ちしっかりとした咬み合わせが完成していること、そして正しく永久歯が生えてくることが必要不可欠となります。

永久歯が生えてくることで、隣の歯が支え合うようになります。

そして上下顎の歯がしっかりと咬み合わさることで、唇や頬の粘膜、舌が正しい位置になり、健全に機能するようになります。

ここにむし歯や外傷、悪い姿勢や生活習慣などの悪習癖歯の萌出障害などがあると、健康な永久歯は完成しません。

これらのさまざまな要因を早期発見、早期治療、また予防することで健全な永久歯を育てていくことが目標です。

 

さて、歯の萌出障害とは、何らかの理由で歯が正常に生えてこないものをいいます。

永久歯へ生え変わりの時期である学童期では、塾や習い事で忙しくなり歯医者に通う機会が減ったり、保護者から自立して自分自身で歯磨きを始めるために保護者がお子さんのお口の中を見る機会も減っていきます。

そうなると、歯の萌出障害があっても発見が遅れてしまうのです。

 

まず歯の萌出障害を早期に発見するためには、歯が生えてくる時期を覚えておくことも大切です。


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2020年6月22日

口腔機能発達不全症

みなさんこんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「口腔機能発達不全症」についてのお話です。

 

「口腔機能発達不全症」とは、15歳未満の小児で障害がないにも関わらず、食べる、話す、呼吸するなどの口の機能が十分に発達していない状態をいいます。

 

食べる機能」、「話す機能」または「呼吸する機能」が十分に発達していなかったり、正常に機能獲得ができていない状態で、あきらかな摂食機能障害の原因疾患がなく、口腔機能の発達において個人因子あるいは環境因子に専門的な関与が必要な状態を「口腔機能発達不全症」といい、新病名として健康保険が適用されるようになりました。


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2020年6月19日

むし歯になりやすい?なりにくい?

こんにちは、伊藤歯科医院歯科衛生士のマエダです。

 

自分がむし歯になりやすいかなりにくいか、これは気になるところですよね。

 

そこで今日は、むし歯になるリスクをセルフチェックできる基準をご紹介します!

 

むし歯のリスク判定は、年齢も考慮しなければなりませんが、むし歯ができる場所によっても変わります。

 

たとえば、奥歯の噛み合わせの部分だけにむし歯治療をされている場合と、歯と歯の間や歯ぐきの境目付近にむし歯が多くあった場合とではたとえ小さなむし歯でも本数があれば後者の方がハイリスクと考えられます。

 

 

また、下の前歯のすべての面や下の奥歯の内側(舌側の面)は、むし歯のできにくいところなので、もしこの部位に数本でもむし歯の治療跡があれば、かなりのハイリスクと考えられます。


 

全体的なハイリスクの判定基準は

 

  • むし歯の治療跡や初期むし歯の数が同世代より多い
  • 炭水化物、とくに砂糖の摂取量が多い
  • 飲食回数、とくに間食の回数が多い
  • 歯磨きの回数が少なく、みがき残しが多い
  • フッ化物を使用していない
  • 唾液の量が少ない
  • お口の中に影響がある全身疾患や飲み薬を服用している
  • 仕事や学校の関係で生活が不規則
  • お口の健康に関心がない
などです。

 

これらの基準からハイリスクかも…と心当たりのあった人は、場合によってはさらに専門家によって、飲食の詳しい記録や唾液の酸を中和する能力、細菌の数を調べて参考にするようにしましょう!

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2020年6月15日

予防歯科がすすんでいる国

みなさんこんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「予防歯科が進んでいる国」のお話です。

世界で一番予防歯科が進んでいると言われている国はスウェーデンで、歯医者さんへの定期の受診率は大人で80%以上、子供ではなんと100%です。

またアメリカでも70%以上と高い受診率が見られます。

しかし日本ではたったの10%未満・・・。


スウェーデンで予防歯科が進んだ要因として、現在では予防歯科分野で名高いイエテボリ大学で行われた、むし歯や歯周病と口腔ケアの関連についての大規模な統計調査でした。

研究の結果、むし歯や歯周病を防ぐには、自分自身での毎日のブラッシング(セルフケア)と歯科医院での定期的な検診やクリーニング(プロケア)の両方が重要であることが立証されたのです。

この結果を受けて、1970年代、スウェーデン政府は国家的な歯科医療の方針として、予防歯科の一大プロジェクトを行いました。

それまではむし歯になってから『治療』することが当たり前だった時代に、むし歯を『予防』するという考え方を国の政策として世界で初めて打ち出したのです。

そして、国民に定期的な歯科健診を受けることを促し、本格的な予防歯科の取り組みを行いました。

現在、スウェーデンでは20才未満の国民は、歯科検診と治療を無料で受けることができます。子どもの時から歯科検診の習慣が身につき、大人になってからも歯科検診を受けることが当たり前となっているようです。

アメリカでは、日本のように国民皆保険制度がないため、治療費が高く、歯が悪くなる前に予防しようとする人が多い、と言われています。

また、歯が汚い人は生活態度が悪い人とみなされ、第一印象も悪くなるため、総じて国民の歯のメンテナンスに対する意識は高いようです。

 

また、歯科医院に対する意識も違いがあります。

スウェーデンでは、子どもの歯磨きについて出産前から歯科医による両親への指導が始まり、乳児でも歯が生え始めるころから歯科医院でのオーラルケアチェックが義務づけられています。

治療ではないので、子どもにとっては歯科医院は「歯について楽しく学ぶ場所」となります。

日本では、大人も子どもも、「歯科医院は苦手」と感じる人がほとんどですよね。

スウェーデンと日本では、歯科医に対する意識が大きく異なるようです。

これも、70才での残存歯数の差につながっていると考えられるのです。

 

先進国ではこのように、人々の歯に対する関心度が高いのに対し、残念ながら日本ではかなり低いのが現状です。


また、「8020運動」(80歳まで20本の歯を残そう、という運動)についても、スウェーデン、アメリカはすでに達成しているのに対し、日本はかなり遅れを取っています。

日本でも「予防歯科」の習慣が定着し、これら先進国と肩を並べられるようになっていくことに期待したいですね。

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2020年6月8日

L8020乳酸菌

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「L8020乳酸菌」についてのお話です。

 

お口の中には700~800種類の微生物が生息しており、その数は腸内以上といわれて、口腔内微生物叢またはオーラルフローラ(お口の中のお花畑)と呼ばれているそうです。

腸内フローラという言葉はダイエットをしている方などは聞いたことがあると思います。

お口の中に存在するオーラルフローラには、腸内フローラと同様に、善玉菌と悪玉菌が存在しています。

悪玉菌としては、むし歯の原因菌であるミュータンスレンサ球菌歯周病菌などが代表的で、さまざまなお口の病気や全身への感染などを引き起こすことが知られています。

この他に健康なヒトには無害な日和見感染菌であるカンジダやヒトと共生することができる善玉菌などでオーラルフローラは構成されています。

以前このブログで善玉菌やそれを含む食品、サプリメントをプロバイオティクスということをご紹介しましたが、このプロバイオティクスをオーラルフローラに適用することで、むし歯や歯周病のリスクを抑えようとする考え方があります。


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2020年6月4日

歯と口の健康週間、始まります!

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日から1週間、「歯と口の健康週間」が始まります。

歯と口の健康週間とは、”歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進に寄与すること”を目的として、厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施しています。

毎年6月4日~6月10まで、標語とポスターで啓発を行っています。

今年度はこちら↓

令和2年度 咲かそうよ 笑顔の花を 歯みがきで


 

おなじみのネコのキャラクターが歯磨き粉のチューブをバトンにして走っています。

ゼッケンの「8020」の番号は、1989年(平成元年)より当時の厚生省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020(ハチマルニイマル)運動」にちなんでいるようです。

過去の標語とポスターは「日本歯科医師会」のホームページで見ることができます♪

みなさんも、毎日の歯のケアで笑顔の花を咲かせましょう❀

 

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2020年5月20日

歯ブラシで効果的なケアを!

こんにちは伊藤歯科医院歯科衛生士のマエダです。

予防・改善の基本は、口内を清潔にすることです。

また、たまには歯の定期健診を受け、歯の喪失を徹底的に防ぎましょう。

では、今日はお口の中を清潔に保つための歯ブラシを使ったケアについて少しお話します。

歯ブラシによるケアは、食べカスやプラークを落とすことが目的です。

毎食後、間食の後も磨くことが理想的ですが、外出時など難しいこともあるので、1日1回でもしっかり磨く時間をつくりましょう。

とくに睡眠中は、唾液が減り、細菌が繁殖しやすくなります。

できれば就寝前の歯磨きを念入りに行いましょう。

歯ブラシケアで大切なことのひとつに、歯ブラシの選び方が挙げられます。

歯ブラシの選び方の基準として1例をご紹介します。


・サイズ

ブラシの部分は、口の中で動かしやすい小さめのものがよいでしょう。

・硬さ

毛の硬さは、ふつうの硬さを使用するとよいでしょう。

・交換時期

毛先が開いた歯ブラシでは歯磨きの効果が薄れます。
歯ブラシの背中からみて、毛が見えるようなら交換の目安です。

歯磨き粉をつけて磨くと、さっぱりした気分になります。

しかしそれで満足してしまい、じっくり磨かなくなってしまうので、歯磨き粉は少量であまり泡立てないようにして磨きましょう。

むし歯予防にフッ素入りの歯磨き粉はより効果的だと考えられています。

 

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2020年5月18日

酸蝕症と歯磨き

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「酸蝕症と歯磨き」についてのお話です。

 

酸蝕歯という言葉がメディアでも取り上げられるようになり、みなさんも一度は耳にしたことがあるかもしれません。

酸蝕歯とは、むし歯とは違いますが、簡単にいうと「酸によって歯が溶けている状態」をいいます。

最近では健康のためにお酢を飲む人が増えたこともあり、この酸蝕歯が目立つようになってきました。

お酢だけでなく、普段食べている果物(特に柑橘系)やジュース、サラダのドレッシングなども原因となり酸蝕症が起こります。

 

歯の表面を覆っているエナメル質は、ヒトの体の中で最も硬いといわれていますが、酸に弱く溶けやすいとう性質を持っています。

ですので、酸性の強い食べ物や飲み物は、歯のエナメル質を脆くしてしまうのです。

そしてエナメル質が酸により軟化していくと、歯ブラシで磨くことで、歯がすり減ってしまうことがあります。

 

この対策として、酸性の強い食べ物や飲み物を摂取した後すぐに歯を磨かず、時間をおいてから歯磨きをする「遅延歯磨き」が推奨されています。

ではこの遅延歯磨き、一体どのくらい時間を置くと効果的なのでしょうか?

エナメル質と酸を用いた実験では、歯ブラシによる摩耗量は食後すぐに歯磨きをした場合が最大値となり、時間を置いていくことで減少傾向があったそうです。

食べてすぐよりも3分後、そしてさたに30分後の方がより歯ブラシによるダメージが少ないことが分かり、30分後と60分後ではほとんど差はみられなかったそうです。

この結果より酸蝕のリスクが高い場合には、酸性飲食物摂取30分後の遅延歯磨きがオススメだといえます。


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2020年5月15日

義歯のケアについて

こんにちは、伊藤歯科医院スタッフのヒノです。

災害時の口腔ケアについての続きです。

今回は義歯のケアについてです。

お口の中を清潔に保つためには、入れ歯をキレイにしておくことは欠かせません。

 

・食後は出来るだけ早く入れ歯を外して汚れを落としましょう。

→お水がある場合お水ですすぎましょう。

無ければガーゼやティッシュで汚れを拭き取りましょう。

歯や粘膜もガーゼやハンカチで拭っておきましょう。


・可能であれば寝るときは入れ歯を外して、触れている歯や粘膜を休ませましょう。

・唾液を出すことを意識しましょう。

→唾液には口の中の汚れや菌を洗い流す働きがあります。

唾液腺マッサージをして唾液の分泌を促しましょう。


☆ガムを噛むことや、よく話す、歌を歌うなども唾液を増やす効果があります。


 

逆にお水がない時に歯磨き粉を使ってブラッシングすると口の中がより乾燥しやすくなるので使用しないこと。

 

大変な毎日ですが1日でもはやく元の生活に戻れるよう今は自粛し、お家でできることをしましょう。

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2020年5月11日

CGFを使った治療

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院スタッフのカワニシです。

今日は「CGFを使った治療法」についてのお話です。

 

当院で年に3回行われている、東京の三井記念病院の歯科・口腔外科の部長、津山先生によるインプラント手術では、必ずと言っていいほど「CGF」が使われています。

 

人の体は通常、ケガなどで血管が傷つき出血すると、血液中の血小板が集まって血管の傷を埋めるために、血液を固める成分(凝固因子)が放出され、「フィブリン」という物質が作られます。

CGF(Concentrated Growth Factors:凝集成長因子)とは、専用の遠心分離器で血液を遠心分離して生成した「フィブリン」と傷の治癒や組織の再生に有効な血小板や成長因子を濃縮したゲル状の塊です。

 

インプラント手術では、骨が足りない部分にCGFを填入したり、膜状にして骨を覆って骨の再生・治癒を促進したりするのに使用します。

CGFは添加物を入れずに、患者様自身の血液のみで生成できるので、従来の骨移植で懸念されていたアレルギーや感染のリスクが軽減し、より安全に、患者の負担が少ない治療と言えます。

 

CGFを使った治療の流れとしては、まず患者さん自身の血液を20mlほど採血します。

一般的な血液検査の採血方法と同じです。


 

次に遠心分離器にかけます。

遠心分離器の回転数を精密にコントロールして遠心分離することで、血を固めようとする血液の成分(凝固因子)が刺激されて、ご自身の血液のみから作られる完全自己血液由来のフィブリンゲルが作られます。

所要時間は15分ほどです。

 


歯科の分野では、歯周外科治療やインプラント手術の際に、痛みや腫れの軽減と治癒を促進や、造骨の目的で、「フィブリンゲル」を平たく潰してCGFメンブレン(膜)として治療に使用したりしています。


CGFを使った治療法により、骨密度が低い人や顎の骨が薄い方など、インプラント手術の可能な範囲が広がり、その後の傷の治癒や骨組織の再生の促進が期待でき、治療期間も短縮できるようになりました。

そしてなんといっても患者様にとって身体の負担が軽く、感染のリスクも低い治療法と言えます。

今後さらに症例が増え、活用される分野も増えていくことが期待されます。

しかし、現在ではCGF療法は日本では保険診療の対象外のため保険外診療の適応となります。

また取り扱いのない医院もありますので、事前にご確認ください。

当院のブログでも、度々登場していますので、気になった方はぜひご覧くださいね。

医療は日々、より簡単に、より安全に進化しています。

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2020年5月8日

歯のエナメル質を失う原因

こんにちは衛生士タナカです。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今日は、歯のエナメル質を失う原因についてお話していきます。

歯は、酸に弱いという性質があります。

私たちが日常生活で食べたり飲んだりする物の中にも、かなり酸性度が高いものがあります。

これらは普通に食べ飲みする程度では問題を引き起こしません。

問題なのは、極端な食べ方や、だらだらとした長時間にわたる食事です。

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2020年4月27日

子どもの食の問題

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「子どもの食の問題」についてのお話です。

最近では、むし歯や歯周病に関する予防について広くメディアでも取り上げられることもあり、みなさんの中でも意識が高まってきているのではないかと思います。

しかし一方で、お子さんの口腔機能の問題が目立つようにもなってきました。

未就学児をもつ保護者でも、お子さんの食事の心配ごとがある方も多いことがわかっています。

たとえば「お子さんが食べやすい食事の作り方がわからない」「忙しくて手をかけてあげられない」ことや、「食事を作るのが苦痛・面倒」「食事をゆっくり食べさせる時間がない」などが悩みとして挙げられているそうです。

 


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2020年4月13日

歯科医院でのホワイトニング

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「歯科医院でのホワイトニング」のお話です。

最近は歯科医院だけでなく、美容院やエステサロンなどでも「歯のホワイトニング」ができるようになってきていますね。

ホワイトニングという言葉は、明確な定義をもっていないため市販のホワイトニング用歯磨き剤や研磨剤、洗口剤も歯科治療で行われている「ホワイトニング」と同じ分類となります。

ではここで気になるのが、歯医者とエステサロンなどでは同じホワイトニングができるのか、ということではないでしょうか?

実は美容院やエステサロンでは歯医者と同じホワイトニングを行うことはできません

その理由は、歯医者で使用しているホワイトニングの薬剤には「過酸化水素」という歯医者でしか扱うことができない危険物第6類に分類される劇物が使用されているからです。

歯は、象牙質表層の色エナメル質に留まる色素によって着色します。

歯医者で行われているオフィスホワイトニングのメカニズムは、過酸化水素がエナメル質を通りすぎて象牙質表層まで達し、着色した色素を分解します。


 

 

では、エステサロンなどの美容業界で行われているホワイトニングはどういう原理で漂白しているのでしょうか?

ここで主に使用されているのが「ポリリン酸」です。

ポリリン酸は、色素分解酵素のひとつで、食品添加物としても用いられることもあり、劇物等の使用制限をされていないため誰にでも取り扱うことができます。

しかしこのポリリン酸は過酸化水素のように、象牙質の近くまで入り込むことができず、歯の表面の色素のみ分解するため、一般的にホワイトニング効果は小さいといわれています。

過酸化水素は象牙質まで薬剤が浸透しますが、そのためにホワイトニング中に多少の痛みが生じることがあります。

これに対してポリリン酸は表層に留まるため痛みを生じることがありません

また、使用する機械も歯科医院で行うホワイトニングでは、医療機器として認められた機械(ハロゲンライトやレーザーなど)を歯に照射し、歯を白くする効果を高めますが、サロン等で行うホワイトニングではLEDライトを使用しています。


歯の中に入り込んで、色を根本から漂白できるホワイトニングは歯科医院だけでできるということになります。

しかし、歯科医院と美容業界のホワイトニング、どちらもメリットデメリットはありますので、どれくらい歯を白くしたいか、どのように施術を受けたいかを選択基準の一つとして考えてみるといいでしょう。

 

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2020年4月6日

目指そう8020!

みなさんこんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「8020を目指すため」のお話です。

80歳になっても自分の歯が20本以上あることを目指す8020(ハチマルニイマル)運動というのがありますが、2022年までに達成者を50%にするという目標が2016年に早々に達成されました。

8020達成者



しかし残存歯数は各年代で増加しつつありますが、歯周ポケットが4mm以上ある人の割合が75歳以上の高齢者で著しく増加しており、多くの高齢者で残存歯が歯周病に罹患していることがあきらかになっています。

根面う蝕有病者率



4mm以上の歯周ポケットを有する者の割合



中・高年齢者にとっては、前歯の根元のむし歯や歯周病の治療・予防対策が重要となります。

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2020年3月9日

子どもの成長と歯磨き②

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院スタッフのカワニシです。

今回は、前回に引き続き「子どもの成長と歯磨き」についてのお話です。

子どもがまだ小さい頃のおやつは保護者が管理できますが、小学生になり友達との付き合いも増えると、おやつが「食生活の楽しみ」となり、その内容や摂取の仕方が変わってくることがあります。

とくに生えてまだ間もない永久歯はむし歯になりやすいので、砂糖がいっぱい含まれたおやつを食べた後はしっかりと歯を磨くようにしなくてはいけません。

また、食べる時間を決めたり、歯にいいおやつを選んで食べるのも大切です。

最近は透明で水のように見える「フレーバーウォーター」といわれるものも多く売られていますが、

これを「ジュースではないから大丈夫」と思われてる方もいるそうですが、実際は乳酸飲料やスポーツ飲料と同じ酸性飲料ということを知っておきましょう。

 

小学校の中学年~高学年になると、お口の環境は大きく変わり永久歯への生え変わりが進んでいき、お子さんによっては歯並びがガタガタになったり八重歯が気になり始める子がでてきます。

歯並びがそろっていないと、普通に歯磨きしただけでは歯ブラシが行き届かず、磨き残しが多くなってしまいます。

そして磨き残しが多くなることで歯肉炎や歯周病をを引き起こす原因となります。

それらを予防するためには、歯並びを意識しながら歯磨きすることや、矯正治療も視野に入れていくことが必要です。


乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、乳歯列でしっかりと噛めていた状態とは異なり、上手に噛めない、食べにくものが出てくることもあります。

保護者は食事をせかしたりせず、慌てず安全に食べられるよう、お子さんを見守ってあげてください。

 

小学生や中学生になると、部活動などでスポーツを始めるお子さんも増えると思います。

自然とスポーツドリンクを摂取する機会も増えてきますが、運動時には歯が乾燥するのでスポーツドリンクの糖分によってむし歯菌が増え、歯のエナメル質が溶けてむし歯になることが危ぶまれます。

スポーツドリンクを飲む量やタイミングなども気をつけたいですね。

この年頃になると保護者による仕上げ磨きをすることもほんんどなくなるので、定期的に歯医者さんでチェックしてもらうことをオススメします。

年齢や環境などから一人ひとりに合う歯磨きの仕方は異なってくるので、歯医者さんで正しい歯磨きの方法を教えてもらいましょう。

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2020年3月5日

乳歯の抜歯について

こんにちは衛生士タナカです。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

健全な永久歯が生えてくるために、乳歯を抜歯しなければいけないことがあります。

ではどんな時に乳歯を抜かなければいけないのでしょうか?

すぐに抜歯が必要なのは、後から生えてくる永久歯の歯胚の形成に影響を及ぼす場合です。

歯胚とは永久歯のタマゴのようなものです。

まず乳歯の特徴として、エナメル質、象牙質が永久歯の1/2の厚さしかありません。

そのためむし歯になりやすく、そこから根っこの病気に進行してしまいます。

小さいお子さんの場合、なかなか「歯が痛いから歯医者へ行きたい」と自分から言い出すこともなく、気付いたときには乳歯を抜歯しなければならないなんてこともあります。

3~5歳くらいの未就学児では、永久歯の歯冠が形成途中になるので、根っこの炎症から影響を受けやすいため炎症の起きた乳歯は抜歯の対象となります。

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