2020年07月01日
排膿の原因とその治療方法
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院スタッフのアオノです。
今回は、歯茎から膿が出る排膿の原因と、その治療方法についてお話したいと思います。
歯茎から膿が出る原因の主な理由はこの5つである可能性が高いと考えられます。
①歯周病による歯周ポケットの中で細菌が炎症している。
歯科医院での治療方法→切開、歯茎内部の清掃
歯周病による炎症を放置すると→細菌によって歯周ポケットは更に深さを増し、歯を支える骨を徐々に溶かしていく。
②親知らずの歯茎の間で細菌が炎症している。
歯科医院での治療法→抗生物質の服用、抜歯
親知らずが膿を起こしているのに放置すると→排膿によって口臭が強くなったり、口腔内全体が不衛生となり、他の歯の虫歯や歯周病の発生にも繋がる。
③根尖病変によって歯の根の先に膿ができる。
歯科医院での治療→根管治療の再治療、抜歯
根尖病変を放置すると→膿が大きくなり骨の量も減っていく。
④歯が割れて隙間に細菌がたまる。
⑤抜歯したはずの歯が残っている。
歯茎からの排膿は軽い炎症とは限らず、重度のトラブルが起こっているサインでもあります。
くれぐれも自己判断で対処はせず、出来るだけ早めに歯科医院を受診しましょう。