2020年07月13日
睡眠関連呼吸障害
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は「睡眠関連呼吸障害」についてのお話です。
睡眠関連呼吸障害とは、睡眠中に異常な呼吸を示す病態の総称です。
有病率は一般人口の1%以上で、特に中年期に多く30~60歳の男性で4%、女性では2%前後と言われています。
おもに閉塞性睡眠時無呼吸症と上気道抵抗症候群があります。
睡眠に伴って上気道の狭窄や閉塞が起こり、呼吸が妨げられて安眠できなくなることから、日中のさまざまな障害をもたらす疾患といわれています。
このうち閉塞性睡眠時無呼吸症は、成人と小児で病態が著しく異なる病気です。
小児の閉塞性睡眠時無呼吸症は、原因や症状、治療法等が異なってくるため、診断基準は以下のように細かく分けられています。
現在では、成人の閉塞性睡眠時無呼吸症の完治は難しいとされているそうです。
そのため、小さいうちから顎顔面部を適切に発達させることが閉塞性睡眠時無呼吸症の予防に繋がるのではないかと期待されています。
カテゴリー 歯のこと