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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2020年08月10日

構音障害~分類とその原因~

みなさん。こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は「構音障害」についてのお話です。

 

「構音障害」とは、ことばを理解し、伝えたいことばもはっきりしているのに、音を作る器官やその動きに問題があって、ことばを正確に発音する能力に異常がある状態を言います。

構音障害があると話の内容が相手に伝わりにくかったり、相手が話し手の音に不自然さを感じてしまい、コミュニケーションに支障をきたします。

ただし、小さなお子さんの場合は年齢に応じて音作りが上達している時期ですので、必ずしも問題があるとは限りません。

小学校入学以降も正常な発音ができていない場合は注意が必要です。


 

構音障害の原因は、大きく次の3つに分類されます。

●器質性構音障害(形による問題)

構音器官の形態的障害によるものをいいます。

病気やけがのために、音を作る時に使う器官が欠損したり、形の異常のために起こる発音の問題で、「器質性構音障害」と呼ばれます。

先天的なものとしては、口蓋裂(口の天井の部分が開いている状態)、粘膜下口蓋裂(口蓋垂、いわゆるのどちんこが割れている状態など)、鼻咽腔閉鎖不全(話をするときにことばが鼻に漏れたり、抜けたりする状態)、舌小帯が短いなどの舌の形態の異常などがあります。

後天的なものとしては、がんなどの舌腫瘍に対する切除手術によるものが代表的です。

舌がん術後では舌の一部がなくなって動きが悪くなる、上顎がん術後では口腔と鼻腔の境目である上顎が一部なくなり、ことばが鼻に抜けてしまうなどの問題が出てきます。

●運動障害性構音障害(運動による問題)

発声発語に関わる神経や筋肉の病変によって起こる、話し言葉の障害です。

脳卒中やパーキンソン病など、発音に関わる動きをコントロールする神経の病気が原因で起こる発音障害です。

「運動障害性構音障害」、「麻痺性構音障害」、「ディサースリア」などと呼ばれます。

思い通りに舌や口を動かせず、発音に支障をきたします。

 

●機能性構音障害(明らかに問題のない場合)

上記のような明らかな原因はなく、発音に誤りがあるタイプを「機能性構音障害」と言います。

小学校入学間近なのに赤ちゃんことばが治らない(「カ行音」が「タ行音」に置き換わる、「サ行音」が「タ行音」に置き換わるなど)、子どもの頃に身に付けた発音の誤り(くせ)が大人になっても治らない(「キ」が「シ・チ」に近い音にひずんで聞こえるなど)といったように、脳や神経、聴覚などに異常がないにもかかわらず発音がうまく出来ない場合には、機能性構音障害を疑います。

①言語発達の遅れに関連するもの

②構音器官の運動機能の遅れによるもの

③言語環境の問題

などがその原因としてあげられます。

 

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