2021/03/01 今日の一枚

3月になりました。 春はもうすぐそこまで来ています。
こんにちは。
伊藤歯科医院歯科衛生士のイシカワです。
今回は前回に引き続き唾液の力についてお話したいと思います。
唾液には抗菌作用だけでなくまだまだ沢山の働きがあります。
歯に付いたプラークや食べかすなどを洗い流す自浄作用。
唾液の中の酵素アミラーゼがでんぷんを分解し消化をしやすくする消化作用。
食事によって虫歯になりやすい酸性の状態になった口腔内を中和させるpH緩衝作用。
食べ物などの外部からの刺激に対して口腔内の粘膜を保護する粘膜保護作用。
歯の表面を再生し虫歯を防ぐ再石灰化作用。
などなど、いろいろなことから私たちを守ってくれています。
唾液が少ないと虫歯や歯周病のリスクが高くなったり、感染症や味覚障害、嚥下障害などのトラブルが
起こりやすくなったりします。
唾液の量が少ない原因は何でしょう?
加齢や薬の副作用、唾液腺の問題などそれぞれです。
ストレスや喫煙、不規則な生活、口呼吸なども唾液の減少の要因と考えられています。
唾液を増やす方法は前回お伝えしたように
よく噛む。
舌を動かす
唾液腺を指でマッサージする。
水分補給をする
などがありますが、
唾液の分泌を促す漢方などもあります。
当院でもあつかっているので気になる方はご相談ください。
みなさん、こんにちは。
伊藤歯科医院カワニシです。
肝臓は感染していても日常生活に支障が出ることが少ないこともあり、沈黙の臓器と呼ばれています。
肝臓に感染して肝炎を起こすウイルス性肝炎には、A~Eまでの種類があるといわれています。
A型とE型肝炎は主に食物から感染するもので、急性肝炎の原因となります。
A型とE型肝炎のほとんどは持続感染になることはなく、一過性のものとなります。
しかし急性肝炎はまれに重症化することがあり、重症化したものを劇症肝炎といいますが、劇症肝炎を発症すると死亡率が高いといわれています。
急性肝炎が劇症肝炎となる原因はわかっていないそうです。
歯科で問題になるのは一般的にはB型肝炎とC型肝炎です。
B型肝炎やC型肝炎は血液や唾液などの体液を介して感染します。
またA型肝炎やE型肝炎のように一過性ではなく感染が持続化することが多いのが特徴です。
B型肝炎とC型肝炎の持続感染を放置していると、肝硬変に移行することがあり、肝がんが発症しやすくなるため注意が必要です。
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こんにちは伊藤歯科医院歯科衛生士タナカです。
顎関節症
何らかの原因で耳の穴の前にある顎関節や下あごを動かす筋肉(咀嚼筋)に負担がかかってしまうと、食べ物を噛むと顎関節や咀嚼筋に痛みを感じる、口の開け閉めをするときに顎関節からカクカク・ゴリゴリと音がする、口が大きく開かなくなる、などの症状が起こります。
これらの症状があるにも関わらず、似たような症状がでる他の病気(関節リウマチや外傷性の顎関節炎など)がないと判断された場合を、顎関節症といいます。
原因
顎関節症の発症メカニズムについてはまだ不明な点が多く、さまざまな要因が組み合わさることによって症状が起こると考えられています。
発症の要因には、
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は左下の親知らずの抜歯のお話です。
今回の患者様は、左下の親知らず痛みがあるため、抜歯を希望して来院されました。
お口の状態を確認すると、左下の親知らずは頭が少し見える状態です。
パノラマ写真で歯茎の中の親知らずの状態を確認すると、親知らずはまっすぐに生えていました。
下顎の親知らずは、下歯槽神経に非常に近いところに生えている場合もあるため、前回撮影したCT画像で親知らずと下顎を通っている神経管の位置等の詳しい解析を行います。
画像を確認したところ、この親知らずの根っこは神経に近い位置にあるようでしたが、抜歯は可能との診断でした。
脈拍や血圧、酸素飽和度を測り体調を確認し、抜歯の注意事項をお伝えして、さっそく抜歯開始です。
まずは親知らずは歯ぐきの下に隠れている状態なので、歯ぐきを切開していきます。
親知らずの周りの骨を最小限削っていき、抜いていくスペースを作ります。
そこから親知らずの頭を掴んで慎重に抜いていきました。
穴が開いた部分には骨を造るお薬を入れ、傷口を縫合し抜歯終了です。
抜き残しもなくスッキリと抜けました!
下顎の親知らずの抜歯の場合、歯根が下顎の神経に非常に近いケースでは、しびれた感じか6ヶ月ぐらい継続する症例が200例に1例ほどの割合で起こることがあります。
数時間後に抜歯後の症状の確認のお電話をしたところ、痛み、出血、腫れ、痺れのいずれの症状も出ていないとのことで一安心です。
左下親知らずの抜歯、おつかれさまでした。
こんにちは伊藤歯科医院技工士の松井です。
今回は上顎小臼歯の形をまとめました。
・上顎第2小臼歯
唇側面観
・外形は五角形
・遠心隅角は近心隅角より歯頸寄りに位置
・舌側面より広いがその差は第一小臼歯ほど顕著ではない
・歯頸線は歯根側にむかい凸彎
舌側面観
・隆線や溝の発達が悪い
・隣接面との境界は不明瞭
・歯頸線は歯根側に向かい凸彎
・舌側咬頭はほぼ中央かわずかに近心寄りに位置
・舌側咬頭の高さは頬側咬頭の約95%弱
隣接面観
・外形はW字型
・近心面のほうが遠心面より大きい
・頬側側と舌側側は長軸と平行に近い
・頬側舌側咬頭の高さの差は第一小臼歯に比べて小さい
・歯頸線が歯冠側に向かい凸彎
・遠心辺縁隆線は発達が悪く退化的
・歯冠軸と歯根軸が一致し、ほぼ中心溝の位置を通る
咬合面観
・外形は長楕円形
・溝の形はH字形
・頬舌的にも近遠心的にも第一小臼歯より対称性が強い
・隆線や溝は第一小臼歯よりやや発達が悪い
・遠心頬側隅角は近心頬側隅角よりも舌側よりに位置
・舌側咬頭は近心寄りに位置
・近心縁は比較的直線的で遠心縁は曲線的
こんにちは、伊藤歯科医院受付コバヤシです。
もうすぐ春ですね!
新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
4月から小学一年生になるお子さんも、ランドセルを準備してわくわくしていることと思います(^^)
さて6歳頃は乳歯が抜け永久歯が生え始める時期です。
一般的には下の前歯が最初に抜け、一番奥の今まで歯が無かった所に6歳臼歯が生えてきます。7歳頃には上の前歯が抜け始め、12歳頃にかけて前から奥に順番に永久歯へと生え変わります。
「乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきたのですが・・・」という問い合わせをよく頂きます。
このような場合、レントゲン撮影により乳歯を抜歯した方がいいかどうかを先生が判断し処置をしますのでご相談下さい。
また、生え始めの歯は表面が粗く汚れが付きやすいうえ、まだ構造が弱いので虫歯になりやすい状態です。フッ素塗布や歯磨きをしっかりすることで虫歯を予防することも大切です。
乳歯は全部で20本ですが、永久歯は親知らずを含め全部で32本です。(親知らずは生えてこない方もいます)
“8020運動”という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。
80歳まで自分の歯を20本以上保ちましょうという運動です。
なかなか難しいですが、80歳まで自分の歯を20本以上保つことを目指して、日頃からしっかり口腔ケアをしたいですね。
こんにちは。伊藤歯科医院スタッフのヒノです。
歯を削った後に詰めたり被せたりするもので保険治療の代表として金属(金銀パラジウム合金)があります。
保険適用なので安価で、そして耐久性が強いためこちらを選ぶ方が多いと思います。
実際、診察していてほとんどの方のお口に金属が入っています。
ですが、最近では自費治療のセラミック、ジルコニアというものがあり当院ではできるだけお口に金属を入れるのは控えようと呼びかけています。
金属には様々なリスクがあるからです。
リスクその①
金属アレルギー
お口の中は唾液で常に湿った状態のため金属は少しずつ腐食し溶けだします。
腐食すると発生した金属と体内のタンパク質が結合し、それが体の異物と判断されアレルギー反応をだします。
金属アレルギーは皮膚症状が非常に多いですが、その他の体の不調にも繋がってきます。
リスクその②
金属で被せた歯同士で噛み合わせるとガルバニー電流という電流が歯と歯の間に流れます。
これは頭痛や肩こりなどの体の不調に関係しているとも言われています。
リスクその③
金属の寿命は一般的に3年~5年と言われていてそんなに長くありません。
リスクその④
金属には熱により収縮を起こすため隙間ができてしまい、そこに細菌が入り込み2次カリエスができる可能性が高いです。
他にも汚れがつきやすい、臭いの原因になる、歯茎の色が変わる(メタルタトゥー)、歯茎が退化しやすいなどの多くのリスクがある事を知った上で詰め物や被せ物を選択してほしいです。
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。