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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2021年04月05日

歯茎が下がる原因

みなさん、こんにちは。 伊藤歯科医院カワニシです。 今回は歯茎が下がる原因についてのお話です。   様々な要因によって歯を支える歯茎が下がる事を「歯肉退縮」と言います。 その要因として、以下のような事が考えられます。

重度の歯周病

歯茎が下がる原因でもっとも多いのが歯周病です。 歯周病が進行すると、歯槽骨と呼ばれる歯を支える骨が少しずつ溶かされていきます。 歯茎は、歯槽骨の上にあるため、歯槽骨が減ってくると、それを覆っている歯茎も下がってくることになります。

強すぎるブラッシング

強い力でゴシゴシと歯を磨くクセのある人は、歯茎が傷付く擦過傷(さっかしょう)になりやすくなります。 強すぎるブラッシングで擦過傷をなってしまうと、歯茎が痩せて後退していきます。 正しい磨き方をマスターしていれば適度な力でプラークを除去することができます。 また、歯茎を傷つけないために、ふつうまたは柔らかめのハブラシを選ぶようにしましょう。

噛み合わせ・歯並びの悪さ

噛み合わせのバランスが悪く、一部の歯だけが強く噛み合わさっている場合、過剰な力が加わる部分の歯茎も少しずつ後退していきます。 また歯は、歯列弓とよばれるU字型の並びに沿って生えていますが、中にはそのきれいな並びからはみ出して、外側あるいは、内側にずれて生えている場合があります。 とくに、外側にはみ出している場合に、他の歯と比べて歯茎が下がりやすい傾向が示されています。  

歯ぎしりや食いしばり

一部の歯に強い力がかかり続けることで、歯周組織が耐え切れなくなり歯茎が下がってしまいます。 歯ぎしりや食いしばりは、知らず知らずのうちに歯や歯を支える骨にとても大きな負担をかけています。 日中は食いしばりをしないように意識したり、寝る時はマウスピースを装着するなどの対策が必要です。

 

歯の根っこの病気(根尖病巣)

むし歯が重症化して歯の根まで進行すると、根尖病巣という病気に進行します。 また、過去のむし歯治療で歯の神経を除去している場合も根尖病巣が起こることがあります。 根尖病巣になると歯の根の先に膿が溜まり、膿から分泌される毒素によって歯茎に炎症が起きて歯茎が後退していきます。

矯正治療

矯正治療を受けると、歯並びは良くなっても歯茎が下がってしまうケースがあります。 矯正治療で歯茎が下がるのは、歯が移動する際に顎の骨が吸収されることが原因です。 矯正治療による骨の吸収は、歯を動かすことによって生じる生理的な骨吸収のため、歯周病などによって生じる骨吸収とは異なります。

加齢

歯茎は、これらの要因がなくても、年齢とともに下がってしまうことが知られています。 年間に平均して0.25mmずつ下がってくるという報告もあります。 全ての人が等しく減ってくるわけではありませんが、正しい磨き方をしていても、歯ならびがきれいであっても、歯茎が下がってくることがあると言えます。
カテゴリー 歯のこと |
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今日のお花 2021/04/05

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