2021年04月09日
抗生物質の種類
こんにちは、伊藤歯科医院受付コバヤシです。
暖かくなり過ごしやすくなりましたが、花粉症の方には辛い季節ですね・・・
さて、歯が痛い時や歯茎が腫れた時などに歯医者でお薬を出されたことがある方も多いと思います。
お薬の中で抗生物質(化膿止め、抗菌薬)は細菌感染症を治すお薬です。
症状の原因となる菌を殺したり、菌が増殖することを抑えます。
歯科では主に抜歯をする時、歯茎が腫れた時などに処方されます。
抗生物質にもさまざまな種類があり、それぞれ特徴があります。
当院で処方している抗生物質をいくつかご紹介します。
・ジスロマック(マクロライド系)、ミノマイシン(テトラサイクリン系)
細菌がタンパク質を合成するのを阻害し、細菌が増殖するのを抑えます。
・サワシリン(ペニシリン系)、フロモックス(セフェム系)
細菌自体が形を保てないようにして死滅させます。
・グレースビット(ニューキノロン系)
細菌のDNAの合成を阻害し死滅させます。
以上のように抗生物質には細菌を増殖させない、細菌自体を死滅させる、という働きの違いはありますが、感染症を治すのに有効なお薬です。
処方された用量、用法を守って正しく服用することが大切です。
何かご不明な点があればご相談くださいね。