今日のお花 2021/05/01

今日のお花 2021/05/01
〒790-0044 愛媛県松山市余戸東4丁目1-1
こんにちは、伊藤歯科医院歯科衛生士のフクオカです。
ここ最近愛媛でもコロナが増えて来ましたね。
今回は、口腔粘膜の水泡形成を主微する疾患についてお話します。
水泡を形成するのはウイルス性が主で中には自己免疫疾患もあります。
〈ウイルス性〉
○単純疱疹―単純疱疹ヘルペスの感染
・ヘルペス性口内炎…6歳以下の子供に好発
・口唇ヘルペス…成人に好発。紫外線・疲労などが原因で単純疱疹ヘルペスに再感染しておこる。
○帯状疱疹―水痘・帯状疱疹ヘルペスの感染
初期感染時に水痘が生じるが、特に脳神経・脊髄神経に潜伏する。高齢者に多く見られる。
○ヘルパンギーナーコクサッキーウイルスA主体のエンテロウイルスの感染
夏に流行、乳児・小児に多く見られる38~40℃の発熱。
○手足口病―コクサッキーウイルスA16・エンテロウイルス71の感染
夏に流行、口腔粘膜の水泡・アフタ、手足の発疹・水泡が見られる。
○麻疹―麻疹ウイルスの感染
皮膚の発疹が見られる1~4日前に両側頬粘膜に1~3mmの灰白色の扁平な斑点が見られる。
〈自己免疫疾患〉
○天疱瘡・類天疱瘡
1.口腔粘膜に限局
2.口腔と皮膚に発症
3.皮膚に限局
こんにちは、伊藤歯科医院歯科衛生士のタナカです。
歯は石灰化した硬い組織で、口の中に出ている歯冠部と歯槽骨の中で歯を支えている歯根部からなります。
歯冠部の表層は人の体の中で最も硬いエナメル質で被われており、その内側は象牙質で、中心部には神経や血管などの軟らかい組織が詰った歯髄があります。
エナメル質は皮膚や爪、脳神経などと同じ種類の外胚葉由来の細胞から作られ、象牙質と歯髄、歯を支える歯槽骨、歯根膜、セメント質は中胚葉由来の細胞から作られます。
胎生7週から10週頃になると、口の表面の上皮細胞が数を増して内部に入り込み、乳歯の芽となる歯胚が形成されます。
また、胎生3か月半頃になると永久歯の歯胚の形成も始まります。
これらの歯胚は数年の期間をかけて歯槽骨の中で発育し、やがて歯として口の中に生えてきます。
最初の乳歯は、生後6か月から8か月にかけて下の中央から生えてきます。
この歯は乳中切歯と呼ばれ、少し遅れてその隣の乳側切歯や、相対する上の乳切歯が生えてきます。
1歳半くらいになると1本離れたところに奥歯の第1乳臼歯が、また、2歳までには乳側切歯と第1乳臼歯の間に乳犬歯が生え、最後に一番後ろの乳歯である第2乳臼歯が2歳半から3歳頃にかけて生えてきます。
6歳前後になると最初の永久歯が生えてきます。永久中切歯が生えて6か月から1年くらい過ぎるとその横の側切歯や上の中切歯が生え代わり、さらに数か月遅れて上の側切歯が生え代わります。
9歳から12歳くらいにかけては、側方歯群と呼ばれる乳犬歯、第1乳臼歯、第2乳臼歯が順次生え代わり、さらに、これらの歯の一番後ろに第2大臼歯が生えて、永久歯の歯並びが完成します。
人によっては20歳頃になると、さらに後ろに親知らずが生える場合もあります。
こんにちは伊藤歯科医院歯科技工士の松井です。
今回は下顎側切歯の形をまとめました
・下顎側切歯
唇側面観
・外形はU字型
・切縁は近心から遠心にかけて歯頸側よりに傾斜
・遠心隅角が丸みを帯びている
・溝、隆線は不明瞭
舌側面観
・外形は不等辺三角形
・舌側面窩が浅い
・溝、隆線は不明瞭
・辺縁隆線、基底結節はあまり発達がみられない
隣接面観
・外形は三角形で中切歯に類似
・近心面のほうが遠心面より大きい
・近心面の歯頸線は遠心面より切縁寄りに位置
切縁観
・切縁は近心から遠心にかけて舌側に傾斜
・唇側面の近心半が豊隆
・基底結節はやや遠心寄りに位置
・彎曲徴がみられる
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は右下の親知らずの抜歯のお話です。
今回の患者様は右下の親知らずに物がつまる・・・と、抜歯を希望して来院されました。
まずは親知らずの状態から確認していきます。
右下の親知らずは少し頭を出した状態で生えていました。
次にパノラマ写真を撮影してみると、右側の親知らずは、手前の歯を押すように斜めに生えているのが確認できました。
下顎の親知らずは下歯槽神経に非常に近いところに生えている場合もあるため、CTも撮影し詳しい解析を行います。
親知らずの根っこは少し曲がっており、下歯槽神経に近い位置にありましたが、抜歯は可能との診断でした。
脈拍や血圧、酸素飽和度を測り体調を確認し、抜歯の注意事項をお伝えして、さっそく抜歯開始です。
まずは親知らずは半分歯肉が覆っている状態なので、歯肉を切開していきます。
親知らずの周りの骨を最小限削っていき、抜いていくスペースを作ります。
そこから親知らずの頭を輪切りにするように切断して取り除き、最後に根っこを分割して慎重に抜いていきました。
抜いた後の穴が開いた部分の傷口を縫合し、抜歯終了です。
抜き残しもなくスッキリと抜けていました!
下顎の親知らずの抜歯の場合、歯根が下顎の神経に非常に近いケースでは、統計的にしびれた感じが6ヶ月ぐらい継続する症例が200例に1例ほどの割合で起こることがあります。
数時間後に抜歯後の症状の確認のお電話をしたところ、痛み、出血、腫れ、痺れのいずれの症状も感じていないとのことで一安心です。
右下親知らずの抜歯、お疲れ様でした。
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
過去にもブログでお話したことがありますが、歯と糖尿病には深い関係があります。
院長は日本糖尿病協会の登録歯科医の資格も取得しています。
先日、その資格更新時期の案内が届きました。
資格更新の為には、講習会を受講するなどして20単位を終了する必要があるとのこと。
具体的には会場で行われる講習会等に5回以上参加しないといけないのですが、この時期、講習会自体がなかなか開催されていないため、パソコン上で受ける事ができるWEB講習会を受講することにしました。
WEB講習会のメリットは、時間や場所を気にせず自分のタイミングで受講できること。
そこで私も院長と一緒に勉強してみることにしました。
今後少しずつですが、その内容を簡単にご紹介していこうと思います。
今回は「血糖自己測定」についての勉強です。
血糖自己測定は、患者様自身が血糖値を測定し、血糖変動要因(食事、運動、ストレス等)を理解し、日常生活の中で自分の糖尿病状態を把握するために行います。
メリット
・生活の中での血糖値の変動を理解し、治療方針の決定やライフスタイルの修正に活かすことができる。
・目標の血糖値を患者様と共有し、血糖コントロールの改善につながる。
・低血糖時やシックデイ(糖尿病の患者さんが糖尿病以外の病気にかかったときの事)時などの発見と対処に有効。
・主治医とのコミュニケーションが円滑になり、自発的な糖尿病管理に結びつく。
注意点
・血液採取時の痛み
・血液汚染や適切な廃棄に関する指導の必要性。
・血糖測定の精神的な負担
・虚偽報告の可能性
使用機器
機器の多くは採血量が5μl以下、測定時間5~10秒、測定範囲は10-600mg/dl。
機器の小型化及び測定精度の向上、採血量の減少、測定時間の短縮により負担軽減が実現している。
指導
・医療スタッフが自ら手本を見せる
・自己管理ノートなどを活用し、記録保存する
・各食前、食後2時間後、睡眠前に測定を行うことで、生活習慣が把握できる
・低血糖を疑う時や、シックデイの時などはできるだけ測定を行う。
・血糖値の変動が大きい場合や特殊な条件下では頻回の測定が必要
・生活の変化や自覚症状も記録
・年齢、合併症に応じて目標値を決める(正常値が必ずしも目標値ではない)
・血糖値の変動を1日1~7回測定して確認。
血糖測定のタイミングの例(1日2回測定の場合)
1 朝食前+各食前食後のうち1回
2 各食前・食後をセットにして朝→昼→夕の順に測定
いずれも可能であれば7回(朝前・朝後・昼前・昼後・夕前・夕後・眠前)行う
記録した値を分析していく際、血糖変動の原因として考えられることは
目標より血糖値が高い場合
・食事摂取量過多
・運動不足
・インスリン注射不足
目標値より血糖値が低い場合
・食事摂取量不足
・運動過多
・インスリン注射過多
等の理由が考えられる。
注意を要する患者の指導例
●血糖値を気にしすぎて適切な食事を摂ろうとしない
→①測定回数を減らす
②体重や筋肉量など他の指標を用いて、新しい目標を提案する
●測定結果に虚偽の申告をする
→①検査室で測定した血糖値や他の測定値も参考にする
講習の後には学習した内容のテストを受けなくてはいけません。
全問正解で「合格」となります。
無事、テストに合格し、1単位を修了する事ができました♪
(私は3回目でようやく合格しました(・。・;)
残すは19単位!!
糖尿病のお勉強はまだまだ続きます・・・。
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、以前当院で行ったインプラントオペの症例をご紹介していきます。
今回の患者様は、長い間、下の前歯が動揺していたため、ワイヤーとセメントで固める処置をしていました。
しかし、そのうちの1本が抜けてしまい、両隣の歯の状態も良くなかったため、抜歯を行い、インプラントを植立する事を希望されました。
そして、右下2番目と左下1・2番目の合計3本のインプラント植立が決まりました。
ドリルの先端を細い物から徐々に大きい物に変えながら、植立するインプラント体のネジの部分を除いた胴の部分の太さに合わせた大きさの穴を開けていきます。
開けた穴にCGFを入れ、専用道具を使ってネジを締めるように長さ2センチ程のインプラントを骨に埋め込んでいきます。
翌日、消毒に来院された際に症状を確認したところ、少しズキズキとした痛みはあるものの、痛み止めを飲むほどではなく、出血や腫れ、しびれも感じていないとのことで一安心です。