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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2021年05月31日

糖尿病患者に対する歯科治療の考え方(その2)

歯周病と糖尿病の関わり 歯周病の罹患率は健康な人と比較すると、糖尿病患者では増加し、さらに血糖コントロールが良好でない患者では、歯周病の発症および進行のリスクが上昇します。 糖尿病の発症率が高い民族として知られるピマ・インディアンを対象とした研究で、2型糖尿病群は年齢、性別を合わせた非糖尿病患者群と比較して歯周病罹患率は2.6倍であり、より重症であったと報告されています。 1型糖尿病患者においても同様に比較しても罹患率や重症の頻度が高いことが明らかになっています。 糖尿病から歯周病への影響を考えるうえでは、血糖コントロールの程度が重要です。 糖尿病患者における歯周病の高い罹患率と重度な歯周組織破壊は、血糖コントロールが不良な糖尿病患者にのみ観察されたこと、また、血糖コントロールが良好な患者では、歯周病のリスクの有意な上昇は認められなかったことも報告されています。 ピマ・インディアンを含む2型糖尿病患者と対象とした研究では、HbA1cが9.0%以下の被験者を重度の歯周病に罹患しているかで分類したことろ、重度の歯周病である被験者は歯周病でない被験者と比べて、2年後に血糖コントロールが悪化している割合が3.2倍であったと報告されています。 アメリカの研究でも、歯周病患者は糖尿病になるリスクが約2倍であり、歯周病患者では糖尿病に罹患する確率が高くなる可能性を示唆しています。 また、進行した歯周病に罹患した糖尿病感謝の血糖コントロールの状態が、2~3年前の状態と比較すると悪化しており、一方、進行した歯周病のない糖尿病患者の血糖コントロールは悪化していない事が報告されています。 このことは、重度の歯周病を放置していると糖尿病患者の血糖コントロールが増悪する危険があることから、歯周病は糖尿病の危険因子になる可能性を示唆しています。 歯周病によってインスリン抵抗性が上昇して糖尿病が悪化し、また、糖尿病によってさらに歯周病が悪化する負のスパイラルが起こると考えられます。 よって歯周病の罹患がある場合、積極的な歯周治療を行うことが推奨されています。 また、口腔衛生管理が確立されていない患者においても、歯磨きの習慣を徹底することにより、規則正しい生活を自身で確立するようになり、糖尿病の治療の一助になる可能性もあります。 さらに、歯周治療後のメンテナンスによって良好な歯周組織の状態を維持することが、良好な血糖コントロールの維持に重要であると考えられます。 医師や歯科医師が積極的に連携をとり、糖尿病と歯周病の相関関係について広く患者に周知し糖尿病患者に対する口腔衛生管理を徹底することが望まれています。     講習の後には学習した内容のテストを受けます。 全問正解で「合格」です。 今回もなんとかテストに合格し、1単位を修了する事ができました♪ 残すは17単位!! 糖尿病のお勉強は果てしなく続きます・・・。
カテゴリー 歯のこと |
2021年05月31日

今日のお花 2021/05/31

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