2021年06月03日
口臭について
こんにちは、伊藤歯科医院歯科衛生士のタナカです。
今日は口臭についてお話します。
口腔内には、多くの微生物がいます。
微生物は、外部の病原菌の侵入などを防ぐ役割を担っていますが、虫歯や歯周病の原因や、口臭の元になるガスを発生させます。
規則正しく口の中をケアすることが口臭をコントロールする上で重要となります。
口臭のある人は、ない人と比べバクテリアが多く存在しているようです。
【病的口臭】
虫歯や歯槽膿漏などの歯科的疾患のほか、鼻の病気や胃潰瘍なども、口臭の原因となります。この病的口臭は、口臭の原因となる特定の疾患を治療することで治ります。
【生理的口臭】
口の中の状態、唾液分泌量の低下などが原因で起こる口臭で、健康な人にも起こる口臭です。起床時や空腹時、緊張時などの口臭があります。この生理的口臭は、バクテリアがニオイ成分を発生しないようにコントロールすることが大切です。
【外因要因の口臭】
食品による一時的な口臭。にんにくやネギ、お酒を飲んだ後などに臭う口臭です。
口臭を防ぐ方法は、口の中を清潔にすることが重要です。
口臭の多くは、歯垢よりも舌の上やつけ根に溜まった舌苔から発生しますので、舌を磨くことが効果的です。
また、朝起きたときに口臭がする人は、唾液の分泌量が少なく、微生物が繁殖しているからです。
就寝前にしっかりと歯磨きを行うことが重要です。