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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2021年06月21日

「口腔内の細菌」その3

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

前回に引き続き「口腔内の細菌」のお話、第3回目です。

今回は、口腔内の細菌が引き起こす病気の一つ「誤嚥性肺炎」についてのです。

 

口と体には切っても切れない密接な関係があります。

口の中で増えた細菌は、主に2つの方法で体の中に入り込みます。

1つは唾液と一緒に飲み込まれる形で、もう1つは、出血した歯ぐきなど炎症を起こしていることろから血管に入り込む形です。

特に血管に入り込むと、細菌が血流に乗って全身をめぐり、さまざまな病気のリスクが高まります。

数ある病気の中で、口の環境と高い関連性が指摘されるのが「誤嚥性肺炎」です。

「誤嚥」とは、食道を通るべき食べ物や唾液が、誤って気管に入ってしまうことです。

気管に入った異物は、通常は「むせる」ことで外に押し出されます。

「誤飲性肺炎」とは、誤嚥した際、異物と一緒に細菌が肺に入り込んで炎症を起こす肺炎のことです。

 

高齢になり飲み込む力が弱まると、誤嚥しやすくなります。

加えて唾液や食べ物が気管に入った時、それ以上の侵入を防ぐ反射機能が低下していた場合、むせる事ができなくなってしまうのです。

すると異物はそのまま肺へ。

この時、歯ぐきから出血があったり歯がぐらついているなど口の中の状態が悪いと食べ物や唾液にくっつく細菌の量も増加し、誤嚥性肺炎発症のリスクが高まるのです。

その他、胃から胃酸を含む内容物が逆流した際、誤嚥を起こして発症する場合もあります。

 

肺炎の典型的な症状には、激しい咳・発熱・膿のような痰がでるといったものがあります。

しかし、高齢になるとはっきりとした症状が出にくくなり、誤嚥性肺炎が進行していても重症化して初めて気づくこともあるので注意が必要です。

発症する年齢は、60代以降から患者数が増加し、高齢者になるほど死亡者数も増えていきます。

 

寝ている間など、無意識のうちに誤嚥を起こして肺炎のリスクを高めるのが「隠れ誤嚥(不顕性誤嚥:ふけんせいごえん)」です。

これは高齢者だけではなく、若年層も注意が必要です。

 

近年、誤嚥性肺炎の死亡者数は年間約4万人と報告されています。

その数も増えつづけており、2030年になると12万人を超えると予測されています。

これは日本の死因で3番目に多い老衰とほぼ同じレベルの数です。

誤嚥性肺炎は決して他人事ではない病気です。

早いうちから口の中の環境を整えて、リスクを下げることが肝心です。

出典:東京都健康安全研究センター

カテゴリー 歯のこと |
2021年06月21日

今日のお花 2021/06/21

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