2022年01月06日
なぜ虫歯になると歯が痛くなるのか
こんにちは、伊藤歯科医院歯科技工士の松井です。
今回はなぜ虫歯になると歯が痛くなるのかまとめたいと思います
まず歯の表面にエナメル質があり、このエナメル質はその奥の象牙質を保護いています。
その象牙質の下に神経があります。
これが簡単な歯の構造です。
このうち歯の中心となっているのは象牙質で、この象牙質は刺激に対してとても敏感ですがその下にある神経はさらに敏感になってます。
歯の大半の部分は刺激に対して敏感であり、エナメル質はそんな歯を刺激から保護しているのです。
最初虫歯は歯の表面に発症しますが、この時はほぼ痛みを感じることはありません。
これはエナメル質が象牙質、神経を守っているからです。
しかし虫歯が進行してエナメル質に穴が開いてしまうと象牙質が直接刺激を受けてしまい、知覚過敏が起きて歯がしみたり傷んでしまいます。
そしてさらに虫歯が進行すると、今度は神経まで虫歯の菌に侵されてしまい、そうなると神経が炎症を起こして激しい痛みをもたらします。
この時の痛みは知覚過敏以上に辛く、激しいことから痛み止めを飲んでも効きづらく、また安静にしたところで痛みが軽減されるわけでもありません。
少しでもこれは虫歯かな?と感じたら歯医者に行き検診、治療を行いましょう。