2022年01月08日
右下の親知らずの抜歯
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は右下の親知らずの抜歯のお話です。
今回の患者様は、右下の親知らずの抜歯を希望されて来院されました。
お口の中を確認してみと、右下の親知らずは頭が少し見える状態で生えています。
次にパノラマ写真を撮影し確認してみると、手前の歯を押すように、ほぼ真横に生えているのが確認できました。
下顎の親知らずは下歯槽神経に非常に近いところに生えている場合もあるため、CTも撮影し詳しい解析を行います。
親知らずの根っこは下歯槽神経からかなり近い距離にありましたが、抜歯は可能と診断されました。
脈拍や血圧、酸素飽和度を測り体調を確認し、抜歯の注意事項をお伝えして、さっそく抜歯開始です。
親知らずの周りの骨を最小限削っていき、抜いていくスペースを作ります。
そこから親知らずの頭を輪切りにするように切断して取り除き、最後に根っこの部分を慎重に抜いていきました。
穴が開いた部分の傷口を縫合し、抜歯終了です。
抜き残しもなくスッキリと抜けていました!
下顎の親知らずの抜歯の場合、歯根が下顎の神経に非常に近いケースでは、統計的にしびれた感じが6ヶ月ぐらい継続する症例が200例に1例ほどの割合で起こることがあります。
翌日、消毒にために来院された際は、腫れており、痛みも少しあるとのことで痛み止めのお薬をお渡ししました。
神経に近い位置にあったため、痛みや腫れがしばらくつづきますが、しだいに落ち着いてくると思います。
右下親知らずの抜歯、お疲れ様でした
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