2022年01月15日
右下の親知らずの抜歯
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は右下の親知らずの抜歯のお話です。
今回の患者様は、右下の親知らずに虫歯があり、痛みもあるため抜歯を希望して来院されました。
お口の中を確認してみと、親知らずは少し頭を出した状態で生えていました。。
次にパノラマ写真を撮影し確認してみると、右下の親知らずは手前の歯を押すように、少しななめに生えているのが確認できました。
下顎の親知らずは下歯槽神経に非常に近いところに生えている場合もあるため、CTも撮影し詳しい解析を行います。
親知らずの根っこは下歯槽神経からかなり近い距離にありましたが、抜歯は可能と診断されました。
脈拍や血圧、酸素飽和度を測り体調を確認し、抜歯の注意事項をお伝えして、さっそく抜歯開始です。
親知らずの周りの骨を最小限削っていき、抜いていくスペースを作ります。
そこから親知らずの頭を輪切りにするように切断して取り除き、最後に根っこの部分を慎重に抜いていきました。
穴が開いた部分の傷口を縫合し、抜歯終了です。
抜き残しもなくスッキリと抜けていました!
下顎の親知らずの抜歯の場合、歯根が下顎の神経に非常に近いケースでは、統計的にしびれた感じが6ヶ月ぐらい継続する症例が200例に1例ほどの割合で起こることがあります。
翌日、消毒にために来院された際は、少し腫れており、まだ痛みもあるとのことで、痛み止めのお薬をお渡ししました。
右下親知らずの抜歯、お疲れ様でした
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