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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2022年05月16日

ライフステージ別の糖尿病-精神疾患- その2

次に不眠によって生理的にどのようなことが起こるのかを解説します。

 

食欲低下を促すホルモンはレプチン、逆に食欲亢進を促すホルモンはグレリンです。

睡眠時間と食欲の関係は、睡眠時間4時間の場合では、嗣明時間が10時間の場合と比較して、レプチン濃度は低く、逆にグレリン濃度は高くなります。

睡眠時間が短くなるほどレプチン濃度は低く維持されます。

結果的に、睡眠時間が短くなると食欲が亢進し、長期的には肥満症となる可能性が高まります。

 

20~31歳(男性5名、女性5名)の健常成人を対象に、実験室で終夜睡眠脳波と耐糖能指標を記録した結果も見ると、3夜連続のい生理的に一番深い睡眠である徐波睡眠を抑制すると、インスリン感受性が低下します。

インスリン分泌能は低下していないように見えますが、実際は膵β細胞のインスリン抵抗性へのインスリン分泌代償を示す指標のdisposition Indexが低下しており、耐糖能は低下します。

以上のことから、加齢や肥満に合併する長期的な睡眠の質の低下は、2型糖尿病のリスクを増大させる可能性があることが分かります。

どのようなタイプの不眠が2型糖尿病発症リスクを上昇させるかを調べたメタアナリシス論文からのデータを見てみると、睡眠維持困難、長時間睡眠、短時間睡眠の順に2型糖尿病発症のリスクを上げ、入眠困難はリスクに無関係であることが示されています。

睡眠維持困難は徐波睡眠の低下と浅井睡眠の増加を多く伴います。

9時間以上となるような長時間睡眠でも同様の現象がしばしば認められます。

したがって、徐波睡眠の低下に代表される睡眠の質の低下が2型糖尿病発症のリスクに最も影響を及ぼすことが示唆されます。

 

睡眠維持困難がきたす典型的な疾患が睡眠時無呼吸症候(SAS)です。

肥満者は非肥満者の3倍以上のSASリスクがあり、糖尿病との合併も多いことが知られています。

米国のWisconsin Sleep Cohort Studyでは、無呼吸指数(AHI)≧5の割合は、男性24%、女性2%であると報告しています。

SASは高血圧、冠動脈疾患、脳卒中、心不全など多くの心血管障害と合併しますが、精神疾患との合併も多いと報告されています。

精神疾患におけるSASの有病率は25.7%で、疾患別では大うつ病36.3%、双極性障害24.5%、

総合失調症15.4%であり、SASの合併は精神疾患の治療抵抗性の要因になります。

一方で、SASがのちにうつ病を合併するリスクも、健常対象の約2倍と報告されています。

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今日のお花 2022/05/16

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