2023年01月07日
右上親知らずの抜歯
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は右上親知らずの抜歯のお話です。
今回の患者様は矯正治療のため、左右上下にある親知らずの抜歯を順番に行っています。
前回は左上の親知らずを抜歯され、抜歯後の状態も良くなったので、今回は右上の親知らずを抜歯することになりました。
まずお口の中を確認してみると、親知らずは一部頭が見える状態で生えていました。
次にレントゲン写真を確認してみると、右上の親知らずは、手前の歯の根っこを押すように生えているのが確認できました。
併せて、上顎の親知らずは、上顎洞に非常に近いところに生えている場合もあるため、CTも撮影し詳しい解析を行います。
難しい症例ではありますが、抜歯は可能と診断されました。
脈拍や血圧、酸素飽和度を測り体調を確認し、抜歯の注意事項をお伝えして、さっそく抜歯開始です。
親知らずはしっかりと頭が出ているので、周りの骨を最小限に削り、抜くスペースを作ります。
そこからゆっくりと掴んで慎重に抜いていきました。
手前の歯と近い部分は、傷つけないよう分割して取り除きました。
穴が開いた部分の傷口を縫合し、抜歯終了です。
数時間後に抜歯後の症状の確認のお電話をしたところ、出血、腫れ、痺れのいずれの症状もなく、痛みも痛み止めを飲んで落ち着いているとのことでしたので一安心です。
右上親知らずの抜歯、お疲れ様でした。