院長・副院長

頭頸部がん・食道がんの周術期における口腔ケア

こんにちは、ホワイトニング予防歯科審美歯科インプラントで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。

口腔ケアの対象は、手術野が汚染部位(口腔・咽頭部)と無菌的部位(頸部)が交通する頭頸部がん再建手術や、術後一時的に嚥下機能が低下して肺炎リスクが高くなる食道がんの患者です。

術後の創部感染、肺炎を予防する目的で行います。

術前から術後まで、医科と歯科が連携して口腔ケアを行っていきます。

術前には歯科でこれらの専門的な用具を使い、歯石プラークを徹底的に除去します。

術後は、看護士の方が口腔ケアを行います。

口腔内の唾液吸引とスポンジブラシによる粘膜主体のケアが中心となります。

この口腔ケアは、セルフケアが始まるまで行います。

セルフケアは、術後約4~6日が開始の目安です。

創部に接していない歯は、ハブラシによるブラッシングを再開することができます。

術後1週間以降、嚥下造影検査で誤嚥がないことが確認されると食事ができるようになりますが、同時に衛生状態が悪化する場合もあるので注意を要します。

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