こんにちは、院長の伊藤泰司です。
先日の日曜日は、
AQBインプラントのアドバンスコースセミナーへ参加してきました。
当院でも、サイナスリフト等の難易度の高いインプラント手術をお願いしている、
東京の三井記念病院口腔外科部長の津山泰彦先生が講師をされるということで、
岡山の会場まで行ってきました。

今回のセミナーで、津山先生は
これからのインプラントに求められることを語られました。
自然歯と同じように歯肉、骨を再生させ、
より審美的なインプラントを目指していく。
そこで津山先生が注目しているのは
CGFの技術です。
CGFとは、怪我をした際などに傷口を塞ぎ治癒を促進する
フィブリンという物質を
人工的に作ったもので、
患者さんから採取した血液を遠心分離機にかけることで添加物を一切加えずに
完全自己血液由来のフィブリンゲルが作製されます。
骨の少ない部分では、
骨補填材を使用し、骨の再生を助けますが、今年の8月に、当院で津山先生をお招きしてインプラント手術を行った際には、骨補填材は
使用せず、このフィブリンゲルを補填しました。
これは患者さん自身に由来するものなので、
感染のリスクも最低限に抑えることができ、インプラントの手術を
より安全に行うことができます。

これからのインプラント治療は
ますます安全で、美しく自分の歯を取り戻せる手段となりそうです。

この他にも
上顎洞内のインプラント埋入の見極め等々、非常に勉強になることばかりで今回のセミナーに参加できてよかったと思いました。
当院でも今後のインプラント手術に、CGFの技術の導入を考えています。
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