こんにちは、愛媛県松山市余戸東伊藤歯科の院長伊藤です。
今日は嬉しいことが2つありました。
ひとつは在宅で訪問診療していたKさんの体調がすこぶる良くなってきたことです。
今まで体重がずっと減少していたのに、今回訪問したらなんと0.5キロ増えていました。これは画期的なことです。疾患における回復スピードは栄養状態（＝体力）つまり体重に比例します。
日本歯科大学歯学部付属病院. 口腔介護・リハビリテーションセンター長の菊谷武先生によると「要介護者には低栄養状態が高頻度に認められることが示されが、低栄養の評価指標には身体計測（体重など）が有用であることが確認された。低栄養の改善には口腔機能、特に嚥下機能を考慮した取組が必須であろう。」という論文を発表されています。振り返れば口腔機能が少しずつ回復したことによりこんなにも変化が出てきたわけです。
血色も良くなり、お元気な姿が見られて、皆ほっとしています。
「来月も来てね」と帰り際に言われたときには、本当に来て良かったと嬉しくなってきました。同行のスタッフも皆同じ気持ちだと思います。
もうひとつは、先日余土っ子5年生を対象とした、公開授業の生徒の感想文を養護教諭三好先生が当院までわざわざ持ってきていただきました。そこには可愛い字でびっしりと今回の講演で「歯の大切さを知りました」とか、「脱灰・再石灰化の意味が良く分かりました」とか「8020運動で私も歯を20本以上残します」といったなんとも気の永くなるようなコメントが寄せられて、ほのぼのとした気持ちになりました。中には「先生のお話を聞いてこれからはまじめに歯磨きをします」というコメントもありました。
余土っ子からまた元気をもらってとても嬉しい気持ちになりました。
来年はもっとパワーアップした内容の公開授業をしたいと決意した次第です。
今日は、ハッピーな一日でした。
