2018年01月03日
ライフコース疫学から
こんにちは、広報・受付担当トガワです。 前回ライフコース疫学に関するお話をしました。 ライフコース疫学から、80歳で20歯以上保有している人は、そうでない人に比べて以下のような特徴があることが明らかになってきました。 ①両親のしつけが厳しかった ②歯肉が腫れることが少なかった ③歯の治療を早めに受けた ④かかりつけの歯科医院があった ⑤甘い物を食べないように心がけた ⑥タバコをすわなかった ⑦摂取食事カロリーが少なく、 ⑧摂取食品数が多かった ⑨魚と野菜の摂取が多かった 等が挙げられています。 80歳で20歯以上保有する人と、年齢と性別が同じ人を対象とした調査では、甘味嗜好は母親から影響し、またそれは小児期や成人期の歯の保有に影響していることがわかっています。 喫煙習慣でみると、やはりタバコを吸わない人が8020を達成しやすいですが、喫煙をする年齢はあまり関係はないということでした。 しかし20歳から60歳の成人期を通した蓄積結果では、吸わない人の方か3倍以上も8020になりやすいことが証明されています。
