インプラント

入れ歯安定のためのインプラント

こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

「インプラント」と聞くと、骨にチタンの金具を埋め込み、その上に人工の固定の被せ物を入れる治療を思い浮かべます。

しかし、インプラントはしっかりと固定した、被せ物を入れるための土台としてだけではなく、取り外しを行う入れ歯を安定させるために行われる場合もあるのです。

インプラントオーバーデンチャーとはインプラントを支台として装着される入れ歯のことで、通常の入れ歯は、歯の無い部分の粘膜に乗せているだけなので動いてしまいますが、インプラントオーバーデンチャーは顎の骨に埋められた固定源であるインプラントに結合させるため、入れ歯が格段に安定し、噛む力も向上します。

通常、2本~6本のインプラントを固定原として利用します。

入れ歯が外れやすい、しっかりと噛めない、しゃべりにくい・・・という悩みをお持ちの方にお勧めの治療法です。

従来と同じように、患者様自身で入れ歯を取り外すことができるため、メンテナンスが簡単で非常に使いやすく、歯がない本数分のインプラントを植立する必要がないため、固定式のインプラントと比べ費用が安いため経済的です。

また審美面においても、長年入れ歯を使用していた方は、歯ぐきが痩せ、顎の骨が退化していることが多くあります。

そのような場合にインプラント治療を受けても、歯を長く設計しなくてはいけないために見た目が良くないことこともあり、インプラントオーバーデンチャーの方が適している場合もあります。

このインプラントオーバーデンチャーにはいくつか種類あり、インプラントと入れ歯の結合をバーで行うもの、ボールの形をした結合部を持つもの、磁石を使用するものなどがあります。

また、通常のインプラントより小さい直径1.8ミリの細いチタン製のネジを歯ぐきの上から埋め込む「ミニインプラント」というのもあります。

どれにするかは、お口の状態を確かめてから担当医と決めていきます。

いずれの方法も、装着後には家庭での管理と併せて、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。

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