インプラント

骨の再生

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

今日はインプラント術後の経過をご紹介します。

今回の患者さんは、2年前の3月にインプラントオペを受けられた方です。

まずは術前のレントゲン写真から。

右下の第一大臼歯を数年前に治療されたそうですが、長くは持たないと言われていたそうです。

レントゲン上で大臼歯の根っこが2本見えますが、手前の根っこの周りに黒い影があるのがわかります。

この黒い影は膿がたまっている状態が写されたものです。

歯周ポケットは深くなっていて、歯もグラグラと動揺がありました。

そこで今回歯を抜いてインプラントを植立していくことになりました。

歯を抜いた後のレントゲン写真です。

歯がなくなった後も黒い影になっていますが、これは根っこにたまっていた膿が歯を支えていた顎の骨を溶かしてしまったためです。

こうして骨がなくなってしまったところにそのままインプラントを埋め込んでも抜け落ちてしまいます。

そこでインプラントの手術の直前に採血をします。

その血液を遠心分離器にかけることで血小板を濃縮したゲルができます。

ゲルを圧迫して薄くして、メンブレンという膜をつくり、骨などが不足している部分を覆って、歯肉が入り込まないようにすることで顎の骨を再生させます。

インプラントを埋め込んだ直後のレントゲン写真です。

そしてインプラント手術から1年経過後のレントゲン写真です・

インプラントの周りには黒い影は見えません。

インプラントがしっかりと骨に支えられているのがわかります。

このように、歯を支える骨が溶けてしまっていても、骨を再生させる技術によりインプラントを固定してまたしっかりと噛めるようになります。

歯周病で歯がグラグラだという方もあきらめずに、まずはお気軽にご相談ください。

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