2020年11月30日
歯にいいおやつの食べ方
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は「歯にいいおやつの食べ方」についてのお話です。

甘いおやつを食べるとむし歯になる・・・と思っていませんか?
必ずしも「おやつを食べること=むし歯になる」ではありません。
では、むし歯にならないためにはどのような事に気をつければよいのでしょうか?
時間を決めて、食べましょう
甘いおやつを自由に好きな時に食べていると、口の中に砂糖がとどまっている時間が長くなり、むし歯になりやすくなります。また、食事の時に食欲がなくなったりもします。
一度食べたら、少なくても2時間は何も食べたり飲んだりしないようにしましょう。溶けた成分が元に戻りません。
さらに、就寝前に砂糖を摂ることは、唾液の分泌が減るので非常に危険です。
1回に食べる量を、決めましょう
お菓子を袋ごと食べたり、ジュースをペットボトルやパックごと飲むのは、ダラダラ食いの危険が!お菓子や飲み物は小皿やコップに入れて、1回分の量を決めましょう。
おやつの組み合わせを考えましょう
チョコレートと炭酸飲料、ドーナッツとジュースというように甘いお菓子プラス甘い飲み物というのは、歯のためには良くありません。おやつの時の飲み物には、フッ化物やカテキンが含まれているお茶がオススメです。
砂糖の量に気をつけましょう
甘いお菓子の多くは砂糖がたくさん入っています。
8グラムのペットシュガーに換算すると、カップのアイスクリームで4本分、コーラで5本分も砂糖が入っています。
また、水分補給に適していると言われるスポーツドリンクにも3本分の砂糖が入っています。
栄養のバランスを考えて食べましょう
子どもにとってのおやつは、不足しがちな栄養を補う「食事のひとつ」です。歯の健康はもちろん、栄養面でもすぐれたおやつを選びましょう。
例えば、ヨーグルトやチーズや牛乳などの乳製品、おにぎり、小魚、豆類、とうもろこしやさつまいもなどの野菜、季節のフルーツなどは栄養価が高く、手軽に準備できるのでおすすめです。
噛みごたえのあるものを選びましょう
よく噛むことは唾液の分泌や脳の発達を促し、顎の発達にもつながります。
野菜スティックやナッツ類、するめなどがおすすめです。
キシリトールが含まれている物を選びましょう
砂糖の代わりにキシリトールなどの人工甘味料を使っているお菓子を選ぶのもひとつの方法です。
キシリトールは砂糖とは違い、食べても歯を溶かす酸が作られないだけでなく、むし歯菌を減らす働きも持っていると言われています。
むし歯予防のためにも上記のポイントに気をつけて、おやつを摂るようにしましょう。

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