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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2020年06月01日

親知らずの2回法抜歯

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

以前、他院で親知らずの歯冠部(歯の頭の部分)を1年ほど前に切断された患者様の症例をご紹介しました。

おそらく、「2回法抜歯」または「歯冠切除術」という治療の段階であったと思われます。

今日はその親知らずの「2回法抜歯」についてお話したいと思います。


 

下顎の親知らずの場合、歯の根っこが顎の骨の中にある神経(下歯槽神経)にとても近い場合(あるいは当たっている)があります。

親知らずの歯根が下歯槽神経に接触していると、抜いた時の衝撃で中にある神経を傷つけてしまい、著しい出血や口唇や歯茎等、「オトガイ部」と呼ばれている部分に知覚麻痺が起こることがあります。

この状態になると、完全に知覚麻痺が回復するのに6ヶ月ぐらい、長い場合で2年程度かかることがあります。

このようなリスクを避けるために行われるのが「2回法抜歯」です。

2回法抜歯では、1回目の抜歯の際に、おもに歯冠部を歯根から切断し、歯冠部を取り除きます。

そしてひとまず、根の部分を残したまま縫合します。

その後、約3か月~6ヶ月後に、残った歯根部が徐々に歯冠部のあった方向に移動して根の先が下歯槽神経から離れたのを確認できれば残った歯根部の抜歯を行います。

こうすることで、神経を傷付けることなく知覚麻痺のリスクを少なくして、残った歯根を安全に除去することができるです。

また、問題がなければ2回目の抜歯を行わず、歯根をそのまま骨の中に残しておくこともあります。

それを「歯冠切除術」と言います。

 

しかしどちらも、充分に歯冠切断、除去ができていないと、歯根部が移動しなかったり、歯を分割した時の破片が歯茎の中に残ってしまうと炎症を起こしてしまったりするため、十分な知識と技術が必要な方法となります。

 

【メリット】
☆1回の処置時間が短くなる

☆知覚麻痺のリスクが低くなる

☆2回目の抜歯が容易な場合が多い

 

【デメリット】                                                            ★治療期間が長くなる

★同じ部位に2回手術が必要

炎症や感染症を引き起こす可能性がある

★必ずしも知覚麻痺を回避できるわけではない

★手術を受けられる病院が限られる

 

当院では、下顎の親知らずの抜歯を行う場合、必ずパノラマ写真およびCTによる立体画像で歯根と下歯槽神経の位置関係を詳しく解析してから行っています。


カテゴリー 親知らずの抜歯 |

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