インプラント

2020年、第2回津山先生によるインプラント手術

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

いよいよ、7月19日に、当院での今年2回目の津山先生によるインプラント手術が行われます。

2013年から、東京の三井記念病院で歯科口腔外科部長をされている津山泰彦先生を招いて、年3回行われているインプラント手術ですが、毎回大きな反響をいただいております。

毎回10人前後の予約枠を設けていますが、すでに次回、11月分の予約も入りはじめている状態です。

経験豊富で高い技術力を持っておられる津山先生の手術は、1本の植立であれば5分程度で終わってしまう症例もあります。

今回の患者様の中には、以前にも津山先生のインプラント手術を受けられている方がなんと5名もいらっしゃいます。

手術の1週間前ともなると、院内はインプラント手術に向けての準備に追われます。

手術で使用する器具や薬剤、資料等に不備があってはいけません。

今年は特に、新型コロナウイルスの流行で、前回も消毒薬やマスク、グローブ、防護服等の準備に困難をきたしました。

現在はこちらは正常に戻りつつありますが、県をまたいでの移動が懸念されている中、飛行機の便数もかなり減っており、津山先生に来松していただけるかも危うい状態でした。

しかし、津山先生からは「前日からでも松山に行くよ」という熱いお返事をいただき、私達も安心して、準備を進めることができました。

津山先生のインプラント手術では、以前のブログでもお話した「CGF」「サイナスリフト」という技術を使います。

「CGF]は患者様自身の血液のみから作られる完全自己血液由来の「フィブリンゲル」を、平たく潰してCGFメンブレン(膜)として治療に使用することでインプラント手術の可能な範囲が広がり、その後の傷の治癒や骨組織の再生の促進が期待でき、治療期間も短縮できるようになりました。

上顎へのインプラント植立の場合、上顎洞という空洞があるため骨が薄いとインプラントが上顎洞へ突き抜けてしまいます。

そこで横側から上顎骨に穴をあけて、そこから骨を補填して上顎洞を底上げし、インプラントを入れるスペースを確保するのが「サイナスリフト」という技術です。

骨が薄くてインプラントの植立が難しい症例も、この技術で可能になりました。

底上げに使う骨の補填材にもCGFを使用します。

患者様にとって身体の負担が軽く、感染のリスクも低くなるのでとても安心です。

今回のインプラント手術でも、たくさんの方にしっかりと噛める歯を手に入れて、笑顔になっていただけると嬉しいですね。

また後日、今回の手術の様子を詳しくお伝えできればと思います。

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