2020年08月05日
寝ている間の歯ぎしりについて
みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院スタッフのアオノです。
今回は寝ている間の歯ぎしりについてお話します。
寝ている間の歯ぎしりは、天然歯やセラミックの歯が欠ける原因になるほか、顎が開きづらくなる顎関節症を引き起こすこともあります。
歯ぎしりがどうして起こるのかというと、眠りが浅い時に、無意識に頬の筋肉に力が入ってしまうことで発生します。
熟睡しているときは筋肉の動きが抑制されるため、歯ぎしりは発生しません。
ただ、熟睡していても「飲酒・喫煙」「カフェイン摂取」「ストレスの蓄積」などで眠りが浅くなると、筋肉の抑制が解けて歯ぎしりが発生しやすくなります。
睡眠時は、歯を軽く噛み合わせている状態が普通です。
しかし、あまりにつよく噛みしめたり、上限の歯をギリギリとすり合わせる状態が長時間続いたりすると、歯や顎に悪影響が及びます。
眠りが浅くなる原因としては、睡眠時無呼吸症候群や逆流性食道炎などの可能性の考えられるため、心当たりがあれば歯ぎしりの改善と同時に、それらの病気の治療も進めましょう。
睡眠時には歯ぎしり用のマウスピースを装着して、顎にかかる負担を減らすことが大切です。