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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2021年09月06日

歯科治療のリスクを軽減するために(その2)


糖尿病治療薬には低血糖を起こしやすいスルホニル尿素薬、グリニド薬、インスリン製剤などがあります。

どのような治療薬が投与されているかをおくすり手帳などで確認しておくことが大切になります。

一般的に低血糖を起こしやすい状態とは、薬剤使用に加えて、食事の不足、アルコールの多飲、過剰な運動、インスリン過剰投与、肥満、ストレス・感染症の改善なども可能性として挙げられます。

実際に低血糖が起こった場合の対処法は、患者の意識がある場合はブドウ糖、砂糖入りの飲料水を摂取してもらいます。

ブドウ糖を含む飲料の場合は150-200mlが目安で、通常は20分前後で症状は改善します。

改善が見られない場合には、再度、同量を摂取してもらいます。

意識がない場合、あるいは朦朧としている場合は、ブドウ糖、砂糖を口唇と歯肉の間に塗りつける、グルカゴンがあれば、家族に注射してもらういなどの対処が必要です。

意識障害、昏睡の場合は、医療機関への移送が必要です。

 

反対に、高血糖で意識障害が起こる事もあります。

インスリインが舌苔的に不足して、意識障害に陥るのが「糖尿病ケアドーシス」で、1型糖尿病患者によくみられます。

治療は速効性インスリンの症状持続静脈内投与、輸液などになります。

歯科医療機関での対応は困難なため医療機関に直ちに搬送する必要があります。

糖尿病の慢性合併症の主なものは、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、動脈硬化疾患(冠動脈疾患、脳血管障害)、足病変などです。

歯科治療にさいし、特に注意しなくてはならないのは、糖尿病腎症と動脈硬化疾患です。

糖尿病腎症患者では、抗生剤や鎮痛剤の処方に配慮が必要です。

動脈硬化疾患の患者には、抗血小板薬を使用する場合が多いので、止血対応に配慮が必要です。

慢性合併症の中で、歯科領域の処方で配慮が必要なのは、動脈硬化疾患と糖尿病腎症です。

動脈硬化症を合併している患者は、抗血小板薬を使用している場合が多く、観血的治療の際には止血対応に注意が必要となります。

また、糖尿病腎症による慢性腎不全は腎機能の低下により、抗生剤の減量、変更や、鎮痛剤の処方に工夫が必要です。

腎機能を評価する血液検査項目の中に換算糸球体濾過量(eGFR)があり、腎臓の糸球体がどれくらい老廃物をろ過できるかを示す指標です。

血清クリアランス値から換算して求められます。

また、歯科でよく使うNSAIDs(ロキソプロフェン・ロキソニンなど)は、重篤な腎障害を引き起こすことがあるため、比較的腎臓への負担が少ない、非ピリン系のアセトアミノフェンに変更することも考慮します。

歯科でよく使われている抗生物質について、腎機能に応じた投与の減量が必要です。

これらはクレアチニン・クリアランスの値をベースに決められています。

腎機能の低下を認め、抗生剤の選択や処方に悩んだ際は以下主治医や製薬会社に問い合わせるなどして決定するように考慮します。

カテゴリー 歯のこと |

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