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院長・スタッフがお届けする元気ブログ
2021年10月25日

糖尿病の現状と課題 その2


糖尿病にがんが多いメカニズムとして、高血糖で酸化ストレスが促進されてDNAが傷つくことで、がん細胞が増殖する可能性や、インスリンが効きにくい糖尿病患者さんは、血液中のインスリン濃度が高くなり、インスリンには細胞を増殖させる働きがあるため、それが増えすぎることで細胞のがん化につながるという説もあります。

ただ、適切に血糖をコントロールすれば、がんの発生リスクを減らすことができるかどうかは、まだ明確なエビデンスは出ていません。

2型糖尿病患者とがんに共通の危険因子としては、加齢、男性、肥満、低身体活動量、不適切な食事、過剰の飲酒や喫煙が挙げられます。

不適切な食事、運動不足、喫煙、過剰飲酒は、糖尿病のとがん罹患の共通の危険因子であるので、糖尿病患者さんにおける食事療法、運動療法、禁煙、節酒は、がんリスク減少につながる可能性があります。

また、特定の糖尿病治療薬ががん罹患リスクに影響を及ぼすか否かについてのエビデンスは現時点では限定的です。

 

糖尿病治療の現状と課題

糖尿病の治療の現状について、30歳以上では38%は未治療で、その中の10%は通院中断です。

30代では74%が未治療であり、50代では19.4%に通院中断歴がありました。

通院中断の理由は「糖尿病予防のための戦略研究」の一つである糖尿病患者受診中断抑制の報告では、
①仕事(学業)のため、忙しい
②体調が良いから
③今は通院しなくても大丈夫だと思う
④医療費が経済的に負担であるから
などが挙げられています。

そのため、通院中断の方策として
①受診継続を促す環境の構築
②患者の時間的負担および手間を軽減する体制の整備
③転医や病診連携も多いことから、受診中断の減少の責を個々の医療機関のみに負わせるのは困難であり、社会的な仕組み作りが必要であると
提言しています。

 

糖尿病の治療の現状と医療費

糖尿病受診中断は、血糖コントロールを悪化するだけでなく、検査も受けないことから合併症の進行にも気づかず、症状が出現してから受診することも少なくはありません。

平成29年に報告された糖尿病重症化予防プログラム開発のための研究班からの報告では、腎症秒期毎の治療状況においても、腎症3期21.5%、腎症4期で9.5%が未治療となっています。


合併症の進行は医療費にも反映され、腎症2期以下の年間医療費は約12万円ですが、3期では24万円、4期では67万円になります。


透析導入に至った場合には年間500~600万円の医療費がかかります。


受診中断は患者さん個人の経済負担が増加するだけでなく、医療費が社会保障費の高騰に繋がっています。

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