2022年12月21日
根管治療について
こんにちは、伊藤歯科医院衛生士のトモザワです
今日は根管治療(根っこの治療)についてお話しします。
根管治療といえば、通院回数が多くて大変だ😓と思う方が多いのではないでしょうか?
まず、歯の中には歯髄といって神経が通っている管があります。そこが細菌によって感染すると、、
①歯がうずいたり、鈍痛がある
②物を噛むと痛みがある
③冷たいものや温かいものがしみる
などの症状がでます
他にも、
①虫歯が歯髄まで進行している状態
②外傷による歯の破折
③歯周ポケットからの細菌感染
といった時にも根管治療が行われます
歯髄は歯によって長さや数が違ってきたり枝分かれしたりなど、人によって異なってくるため慎重に行わなければなりません。
そして、細菌をしっかり除去しなければ痛みが出たりと悪化してしまうため、何回にも分けて根管内を掃除し、当院ではその後症状に合わせてお薬を根管内にいれて約1週間に1回を目安にこの治療を繰り返し行います。
根管内が綺麗になり痛みが完全になくなった時に、根管充填といって最終的なお薬を入れて、おしまいになります
後日、コア(土台)を立てたり詰め物や被せ物をいれたりして終了になります。
そのため、通院回数が多くて大変な治療になります。
根管治療を途中でやめてしまったり虫歯を放置してしまうと、根管内の炎症が進行し根尖病巣ができてしまいます。
根尖病巣とは、根の先で膿がたまりそれがだんだんと大きくなり周りの骨を溶かします。溶けた骨は再生することはないので、周りの歯にも影響していきます
状態によっては抜歯するケースもあるため、早めに治療をしましょう!